5月中旬、バイク乗りにとって最高のシーズンがやってきました!
梅雨入り前に新緑の放つエネルギーを吸収すべく(?)、秩父は大血川へと向かいました。

今迄、気にはなっていたものの、何故か走らなかった林道大血川線。
三峯神社から国道140号線へ抜ける舗装林道です。
今回は大血川周辺の新緑をたっぷりと写真に納めて来ましたヽ(・∀・)ノ

道の駅『大滝温泉』にて。
天気予報では若干曇りがちでしたが、行程中では晴れ間も見られました。

駒ヶ滝トンネル手前の新道工事現場です。
いつ頃開通予定なのでしょう?
ワクワクしてきますね!

県道278号線も緑に包まれていた。
行き交うライダーも多く、皆気分よくピースサインを返してくれますヽ(´▽`)ノ

三峯神社の駐車場の先にある、林道の入り口です。

こちらは終点側のようですね。

大血川線の一番のお気に入り場所!
景観は抜群で、数台の車やバイクが停車して写真を撮っておりました。

全くメジャーではありませんが、あまたの景勝地にも引けを取らないくらい奇麗な岩肌だと思います。

道幅は十分で走り易いし、

景色も良いです!

え、ただのトンネルだろって?
いゃいゃ、木々に包まれたトンネルって絵になると思いませんか?ヽ(´ー`)ノ

進んで行くと、道の脇に何やら東屋が。
案内板を見ると、脇の山道から太陽寺へ歩いて行ける様です。

道の奥を覗いてみると、なかなかいい感じの道が続いてました。

東屋の反対側にも上り道がありました。

やゃ、お清平に続いているのか!
ここからでも雲取山に行けるようですね。

太陽寺入り口です。
今回は目的が違うのでパスしておきます。
先程の山道も含めて、いずれ太陽寺をじっくり見てみたいと思います。

大血川線起点の手前付近で分岐する東谷林道があります。

この奥には奥多摩/日原へと続く登山道や、東谷渓谷が広がっています。
登山者や釣り人にはそこそこ知られた存在です。

ただし、ここは東京大学の管理区域となっていて、一般車は通行禁止です。
先日ナノレカワ線のレポートでも触れられていたので、この際、東谷渓谷を散策してみようと思います。
言うまでもなく東大の私有地ですので、入るのは自己責任ってことで (^_^);;

ゲートを潜って間もなく、川へ降りられる斜面がありました。
早速降りるとしましょう!

川床へ降りると、そこは新緑に包まれた、見事な渓相が広がっておりました。

昇仙峡の様な雄大さは有りませんが、 美しさは決して引けをとらない魅力を感じます。

そのまま岩場を伝って進んでいきましょう。

澄み切った水面もまた美しい。
思わず足を止めて見とれてしまいます。

ふと時計を見ると、13時を回った所だ。
そろそろ昼食としましょうかね!

でもって、本日のメニューは・・・

またカロリーメイトかよ!!

そうなのだ。
カップ麺とバーナーセットを家のテーブルに置き忘れてきてしまったのだorz
道の駅で気がついて、仕方なく売店で適当に買って来てしまった。

歩く都合上、カロリーメイトとスポーツ飲料ってのは理に適ってはいるのだけどねぇ(´・ω・`)

食事をしながら周囲をじっくりと見渡す。
美しい緑と澄んだ水に囲まれた食事は何とも美味に感じる。



カロリーメイトだけど(苦笑

頭上にも青々とした緑が覆い被さる様に広がっていました。
うっとりしちゃうね、もう。

さて、それでは出発しましょう!

しかし、幾分進んだ所で、大岩に阻まれて進めなくなってしまった。
飛びつける足場も見当たらない。

仕方がない、林道に戻るとしますか。

ゴーロを離れて少し戻り、登れそうな場所を見つけて林道へ上がりました。

林道は途中で舗装路からダートになりました。

林道から見下ろす渓谷も見応えあります。

林道脇に標示がありました。

『東谷林道』と『ケンカ平』の分岐です。
ケンカ平は山道の散策路となります。
ではケンカ平へ向かいましょう。

林間を抜けて行きます。

ルートをちょっと外して沢まで降ります。

川床を進んで行くと橋が見えて来ます。
橋の手前で岩場を渡って対岸へ。

※ケンカ平の正規ルートは沢に降りず橋の上を通ります。

石垣が現れました。

階段を登ります。

その先は山道となります。

緑に包まれた小道を進みます。

沢と並走したり、

登りを繰り返して行きます。

はぁ・・・。
溜め息が出るような緑のトンネルを抜けていきます。
マイナスイオンかどうかは知りませんが、空気がとにかくウマいです。

しばらく進むと、林道へ合流します。

林道を進んで行きます。

荒れた箇所もありましたが、 全体的にフラットで歩き易い道です。

降りられそうな場所を見つけたので、懲りずに再び川床へ(笑

しかし、若干荒々しい渓相となり、歩きにくい・・・。

水に入らないと渡れそうにない箇所に出ました。
しかし、私の装備は登山靴なので、沢歩きには向いてません。
岩を飛び越えて行けば対岸へ進めそうなのですが、 苔がこびり付いていて着地で滑りそうな予感。
リスクは背負いたくないので、おとなしく林道へ戻りましょう。

小屋の脇を抜けます。

上下に分岐する箇所がありました。

下へ降りる道へ進みます。

川縁へ出ます。

その先の鉄階段を降ります。

堰堤の前に出ました!
規模は小振りですが、そんな事はどうでもいい!
ここの素晴らしさは、その空気感だ。

もうね、あなた、焼き鳥屋の換気扇からあふれる誘惑的な匂いとは比較にならない位、 新鮮で清涼感のある、激ウマの空気なんですよ!

流れ落ちる水が霧となって空気中に混ざり、 周囲の木々の発するマイナスイオンと相まって、 素晴らしい香りを生み出しているのだと、勝手に想像してます( ´ ▽ ` )ノ

反対側へ渡り、鉄階段を登ります。

別のアングルから。

上からも撮影。

堰堤の上から更に階段を登ります。

再び山道が続いてました。

何処に続いているのだろう?
この道は調べてないんだよな・・・。

うーむ、このまま進んでも良いのですが、 本来の目的や時間配分からは外れることになる。
少々惜しい気分ですが、林道へ戻る事にしました。

先程の分岐点から、上へ向かいます。

左側にガードレールが見えて来ました。

登りの分岐があるようです。

分岐をとりあえずスルーして先を見ると、クイナ沢橋に出ます。

橋の山側にあるのがクイナ沢の滝です。
登山系サイトで名前は知っていたのですが、ようやくお目にかかる事となりました。
木の枝に隠れて見え辛いですが、間近で見ると、とても美しい滝です。

クイナ沢の脇をよく見ると、赤リボンが張ってありました。
ここからも何処かへ登れるのかもしれませんが、 酉谷山(とりだにやま)や日原へ至る登山道はここではありません。

クイナ沢橋の先を進むと・・・

崩落地点に出て、林道が終わります。
登山道はここを巻いて向こう側に渡った先にあります。

しかし、酉谷山は、いわゆる観光地的な山ではありません。
山慣れした経験豊富な中級以上の登山者向けと思われます。
今の自分には到達は難しそう(多分迷う)なので、 今回は場所の確認のみで、引き返す事にしましょう。

と、その前に、先程の橋手前の分岐点を登ってみよう!

登ると間もなく舗装面が途切れて未舗装路となりました。

また舗装路となりました。

路面からして、恐らくここを通る人はほとんど居ないのではないかと思われます。

その先で崩落してました。

崩落地点から先を見ると、暗く見えてますが・・・

やはり、間もなく終点となりました。
周辺を見回してみましたが、標識のたぐいは見当たりませんでした。
作業道でしょうかね?

それでは、引き上げるとしますか。

写真では分かりにくいと思いますが、ワリと勾配がきつい道です。

なかなか奇麗な景色だと思います。

林道を戻ります。

ん?
来る時には気付きませんでしたが、脇道がありました。
ちょっと覗いてみましょう。

小道の脇に、植林の看板が立ってました。
『大正2年』とあります。
歴史を感じますね!

小道は続いている様ですが、深入りは止めておきましょう。

ケンカ平は使わず、林道を通ります。

ただいま、VTR!
12時30分に林道に入り、15時50分に戻って来ました。

付近に渓流観光釣場がありますので、空いていたらそちらに停めた方が良いと思われます。
今回は駐車場が混雑してたので、手前の路肩に停めさせてもらいました。

国道140号線に接続して、所沢へ。
今回は本当に気持ちが良かったです!
新緑に包まれた自然を満喫することが出来ました。

大血川周辺は個人的にとてもお勧めの場所だと思います。
この日に東谷で出会ったのは、釣り人一組とハイカーが一組でした。
ただし、前述した通り、東谷林道は管理区域ですので、くれぐれも節度を持って行動しましょう。

さて、このレポートを書いている6月1日、既にニュースでは梅雨入りが宣言されてしまいました。
また嫌〜な時期に突入してしまいましたねぇ。
次の目的地は決めてませんが、今回の行程で大きな誘惑が沸きました。

そうです!沢歩き用のブーツが欲しいっ!!!(笑

南房総にも沢歩きのポイントがいくつも有る様で、以前から気になっていたんですよね f(^_^);;
なので、何れ揃えてみたいなぁ、と思います。
何よりも、行動範囲が広がるのは楽しいものです!