埼玉・棒ノ嶺登山〜その1〜からの続き

さわらびの湯を出発して棒ノ嶺山頂迄やって来ました。
山頂で絶景を堪能した我々は、岩茸石へ引き返す予定でいました。
しかし、タマチャリンさんの提案で長尾丸山へ向かう事に急遽変更!

さて、どんな行程が待っているのか!?
後編スタートです!(・∀・)

山頂を後にして、長尾丸方面へ向かいます。
・・・が、いきなり何ですかこの道は(;´Д`)

歩き始めて間もなくこんな感じですよ。まさかの藪漕ぎ!
しかも、山頂の人だかりが嘘の様に人が居ません。
数人程見かけましたが、白谷沢からの行程とは全く様相が異なります。

落雷だろうか?ざっくりと裂け、道に倒れかける大木。

テープはちゃんと付いてます。
特に不安な箇所はありません。

道標もあります。しかし人いねぇ・・
多くの人は山頂から白谷沢方面へ折り返して行くのでしょうね。

静けさに包まれた晩秋の登山道。
雰囲気はかなり良いですね。

誰かが「あれは山頂ですかね?」と言った。

その瞬間、一斉にカメラを構える3人www完全シンクロwww
大した被写体がある訳でもないのに、何をそんなに撮りたいのかとw
さすがブロガーである。

槙ノ尾山到着。
で、ここが今回の最大のポイントとなってしまうのです。

既にナノレカワさんのレポートでも書かれてますが、
我々3人とも、ここが長尾丸と勘違いしてしまっていたのです!
やけに早く着いたとは感じてましたが、この時は特に確認もせずにいました。

もう一つ道標が立っておりました。
見ると、ここから落合方面へ下る道がある様なのです。
示されている方向を見ると、一見するとただの斜面にしか見えません。
しかし、幾分下ってみると・・・

道標発見!道は確かにある!

落ち葉が敷き詰められた斜面は、一見そこに道がある様には見えません。
ですが、一応うっすらと踏み後も付いてました。
我々以外にも、この道を通っている様ですね。

このまま棒ノ嶺へ引き返しても良いのですが、ここを下れば大名栗線へ出られるはずだ!
林道軍団である我々の答えは1つしかない。
下って行きましょう!!

あれは熊矧ぎの痕か!?
そりゃまぁ、熊さん居るでしょうね。
特にこの辺りは人も少ない。いつ遭遇しても不思議ではないでしょう。

そこで、私は今回新たに購入した秘密兵器を取り出した!!

熊撃退スプレー『カウンターアソールト』と、
蜂撃退スプレー『スーパースズメバチジェット』だ!!

お値段が高いのでこれまで買うのを躊躇していたのですが、
身を守る術を全く持たない登山は、やはり危険であると考え、購入するに至りました。
今後の登山では毎回持って行こうと思います。
もちろん、使わない事にこした事はありませんがね。

スプレーをすぐに取り出せる様にセッティングし、先を進みましょう。
落ち葉だらけなので、滑らない様に気をつけて行きますよ!

木に紙製の小さな道標がぶら下がっておりました。
仙岳尾根と書かれたその下に、『大名栗林道』の矢印が!!!
間違ってない!ここから大名栗に出られるのだ!

テンションの上がった我々は、意気揚々と山道を下ってゆく!

下るだけだと思っていたら、登りもありました。
なかなか良い感じの雰囲気ですよ。

ん、道標だ!
『足元注意』と書かれている。

ロープの張られたやせ尾根を慎重に下りますよ。

おぉっ、木立の向こうに大名栗線が見える!!
大分下って来た様です。

これは熊矧ぎというより落雷でしょうかね?
かなりボロボロになってました。

再び道標だ。人居ない割にしっかりしてますね。
『見晴台』と書かれてるぞ!?何かあるのか!

その先で、道が切れて崖になっている場所に出ました。

木々に隠れがちですが、なるほど、確かに展望が広がっていました。

しかし、一見するとそこから先の道が無い様に見える。
どこから下りるんだろう?と探していると、それっぽい狭い道を見つけました。

踏み痕の薄いただの斜面の様な道を下って行くと、次第に大名栗線が近づいて来ました。


さあ、オフ車乗りの皆さん、いいですか?行きますよ!?


13:30

林道大名栗線に降り立つ!!!!

下りて間もなく、偶然にもバイクが近づいて来ました。
思わず写真に納めてしまいました( ´ ▽ ` )ノ
ライダーさんからすれば、何故この人達は自分にカメラを向けているのだ!?と不審に思ったに違いないw

降り口から見上げてみる。
果たしてこの道を利用する登山者はどれくらい居るのだろうか?

では、河又方面へ向けて林道歩きの始まりですよぉ!

おや!?またもや登山道があるぞ!

写真では分かり辛いが、ここから棒ノ嶺へ向けて登れる様だ。
というか、誰が利用するんだよ?って感じなのだが(・ω・)

前方を見ると大名栗線が続いているのが見える。
ふと思ったのだけど、2013年末にオフ車に乗り換えてから、いつか行こうと思っていた大名栗線。

よもや初の大名栗線が歩きになるとは思ってなかったぜ!

道の脇からはなかなかの景観が見えます。

法面がコンクリ処理されたところがありました。
その下をよく見ると、小さな梯子が架かっているではないか!

つまり、これは登れという事ですか!?
オーケー、登りますよ。

ん!良い感じじゃないですか!

う〜む、ここからバイクを撮りたい!
何れツーリングで来たら、また登ってバイクを撮るぞ!

ナノレカワさんとタマチャリンさんを撮ってみる。
他人が見たら変人だと思われそうですね(´・∀・`)

うーん、噂に違わぬ良い所ですねぇ。
しかし、それ故に交通量は多いらしく、静かな林道を好むライダーからは敬遠されている様です。
ナノレカワさんや696さんも久しく訪れていないとの事です。

バイクで通過していたら見落としてしまうかもしれませんが、景色はバツグンですよ。
あ〜走りに来たいなぁ。でも混み合うの嫌だしなぁ(´・∀・`)

おっと、巨大な水溜りだ。
こんな所を通過したくないぜ・・・

何やら、脇道の様なものがありましたよ。

何処に続いているのか不明ですが、作業道クオリティを感じますね。
まぁ、スルーしていきましょう。

また法面処理された所がありました。
さすがにこれは登れないなぁ。

紅葉もわずかに残ってました。

ややっ、重機が稼働しているぞ。
路面工事中の様ですね。

む、盛り土してある!
こういうところを見ると、無性に登りたくなってきませんか?
え、私だけですかそうですか。

駆け上がってみましたが、上から特別な景色が見られる訳でもなく(・ω・)
つきあってらんない、とばかりにスルーしていく2人。
まぁ、それが正しい反応でしょうね。

13:50
白谷沢登山道との分岐まで戻って来ました。
山頂が大混雑だったので、まだ飯食ってないんですよね。
林道脇の休憩所のベンチでお昼としましょう!

休憩所の奥には水場がありました。
これでカップラーメンを作るとしましょうかね( ´ ▽ ` )ノ

ただし、水路はパイプ状になっておらず、苔や落ち葉がいっぱいです。
沸かさずに飲むのは止めた方がいいでしょうね。

登って来る時はこの休憩所も混み合ってましたが、この時はもう人が居ません。
3人で独占してのんびり昼飯タイムです(´ー`)

腹を満たしたところで、河又へ向けて出発!
しばらく歩くと、登山道との合流地点に出ました。

この合流点には人が多かったですね。
山頂から下る場合、このコースを利用する登山者が多いのでしょうね。

林道から再び山道歩きの開始です。

ススキの繁る開けた場所に出ました。

眼下には名栗湖が見える!なかなかの展望だぞ!

脇には展望台もありましたが、老朽化の為か、立ち入り禁止でした。

ここは休憩所にもなっている様で、数組が休んでました。
案内の看板があったので見てみると・・・

ハイキングコースが書かれていました。
ここで、ナノレカワさんがある記述に気付きました。

この『湯基入林道』という表示。
この湯基入(トウギリ)林道とは、大名栗林道の旧名との事らしい。
現在、ほぼ大名栗林道と呼ばれてますが、古い看板にはまだ旧名のまま残っている様ですね。

小休止して出発!

この山道は大名栗林道と並走する様に伸びている様です。

階段を下りると・・・

再び大名栗林道と合流しました。
路面を見ると、ダートではあるものの、かなり整地されていました。
この辺りも舗装化が近い様ですね。

対面側の山道へ入ります。

ぐあぁ!!またいや〜なクソ階段地帯だ!!
ほとんど土が流出してしまっており、階段としての機能を失っている。
ただの邪魔な存在でしかないぜ・・・

また林道と合流です。
ん?良く見てみると、ここの路面は舗装化されているじゃないか!

気になったので、何処迄舗装化されているのか確かめに行ってみました。

ここか!
登山道との合流地点から約100m程でダートが現れました。
いずれ全線舗装されてしまうのでしょうか?
ダートが残っているうちに走りに来たいですね。

でもって、再び登山道へ入りますよ。

道標だ。河又まで1.9kとある。
あとちょっとです。がんばるぞ!

だがしかし、ここからがなかなかにキツかった!
急勾配で根っ子だらけの斜面が延々と続き、更に非常に滑り易いのだ!

嫌になるくらいに歩きにくい道が続く!
でもって、1回ツルッとコケましたよ(´・ω・`)
最後の最後でやっちまったぜ・・・

落ち着いた道になってきました。後少しだな!

見えて来たぞ!
この先で小さな墓地を通りました。
夕方過ぎのソロ登山ならちょっと怖いですね(´・ω・`)

やった!抜けたぞぉ!

民家の脇に出た様です。

登山届けのポストがありました。
あ、今回登山届け出すの忘れちゃったよ(´・∀・`)

登山口方面を振り返ってみる。
棒ノ嶺、楽しかったぜ!

15:40
さわらびの湯到着。

休憩含めて約6時間の行程でした。時期的にも丁度良い距離でしたね。
予定外のコース変更もあり、非常に楽しい1日となりました。
まぁ、あの槙ノ尾山からの下りは、ソロだったらまず行かなかったでしょうねぇ。

しばらくおしゃべりした後、解散となりました。
ナノレカワさん、タマチャリンさん、お疲れ様でした!
また来年にお会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ

さて、今年も残す所後1ヶ月です。
そろそろ北関東の路面は凍結も始まっている頃でしょう。
近場の軽登山に行くか、グリーンライン辺りをトコトコ走るか。
1〜2回くらいお出かけしようと思案中です(´ー`)