徐々に初夏を感じる様になって来た、5月20日。
この日はブロ友のtoroikaさんと共に、奥多摩の川苔山へと向かいました。

川苔山は埼玉と東京の県境にある、奥多摩山域の山です。
とても人気のある山で、縦走路を含めて、登山ルートも豊富にあります。
今回はもっともメジャーな、川乗橋スタート、鳩ノ巣駅を目指すルートを選択しました。

8時過ぎに青梅線の奥多摩駅で待ち合わせ。
自分からお誘いしておいて遅刻するという、失態を早々に演じてしまい、平謝り(´・ω・`)
初対面のtoroikaさんと軽く挨拶を交わし、臨時便が出ていたバスにて、川乗橋へ。

8:38。
川乗橋バス停に到着。

ちなみに、川乗橋付近には駐車場はありません。
一応、手前の路肩に小さなスペースがあり、ここに停められそうではありましたが、
確認したところ、緊急車両の利用もある為、一般車はご遠慮下さいとの事でした。

川乗橋までは狭路が多くすれ違いも厳しいので、その点もご留意下さいませ!

さすがに人が多い!
噂通りの人気っぷりですね。
これだけ人が多けりゃ、ある意味安心感はありますがね(´・∀・`)

バス停脇には林道標識があります。
川乗橋スタートの場合、まずは林道川乗線を歩く事になります。

このコースがメジャーな理由はコレ。
百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)を通過するからです!
川苔山とセットで楽しみたい名瀑ですね(・∀・)

登山口のゲートに貼られた熊情報。
人が多いとは言っても、注意は怠らない様にしましょう!

スタート地点でポーズを決めるtoroikaさん。
釣りがご趣味の様で、最近は多摩川流域の年券を購入されたそうです。

自分は仕事始めてから、釣りは全くやってないなぁ。。。
いつか再開したいんですけどねぇ(´ー`)

林道の脇には川乗谷の流れが見えます。

ちなみに、『川苔(かわのり)』の表記ですが、
正式には『川苔』が正しい様ですが、林道名や沢の呼び名では、『川乗』とされている箇所があります。
詳細はウィキペディアを参照のこと。

8:45。
登山開始です!

木々の間からは青空が見えます(・∀・)
テンション上がるぜ!

幾分か進むと、右に降りていく分岐が見えて来ました。
一般車両は通行止めとなっておりますが、聖滝辺りに出られるのでしょうか?

沢の向こう側に石垣が見えます。
先程の分岐から行けるのかな?

山肌には苔や岩清水がたっぷり!(・∀・)

9:30。
細倉橋に到着。

橋の上から沢を眺めてみる。
川苔山は美しい水の流れも見所なんですよね(´ー`)

橋の袂には発電小屋とトイレ、登山道入り口があります。

百尋ノ滝までは1.9km、川苔山までは4.7kmです。

その向こうにトイレがありましたが、、、
立て付けが悪いのか、ドアが開きませんでした(´・ω・`)
同様に何人かが開けようとしましたが、結局誰も開けられず、皆んな諦めてました。。。

では、いよいよ本格的な登山道の開始となります!

登山道の脇を見下ろすと、岩場の間を流れる滝!
この川苔谷は沢登りも盛んな様で、ネット上には沢レポートも豊富にアップロードされております。

かなり雰囲気の良い橋を渡る!
こういう、自然と調和した人工物って大好きですね。

ん?これは飲料水か何かの配管でしょうかね?

ホントに人が多いですねぇ。
棒ノ嶺も多かったですが、それに負けず劣らずの人気っぷりですなぁ。

おっ、なかなか面白い形状の木道じゃないですか!(・∀・)
この角度がちょいとデンジャラス感があっていい感じ。

難易度は低いものの、狭いトラバース区間も少なくありません。
気は引き締めて行きましょう!(`・ω・´)

おぉっ、見事な渓谷美!ヽ(・∀・)ノ

岩の形状、滝の流れ、透明度の高い水、空気感、全てが美しい!

で、ここでちょいと問題が発生しまして。。。
結露してしまったのか、湿度の問題なのか良く分かりませんが、
カメラのレンズ内部に水滴が付着した状態となってしまいました。

その為、大部分の写真がボヤけてしまうという、 酷い有様になってしまいました(;´Д`)
ということで、これ以降、非常に見辛い画像が頻発しますが、ご了承頂きたいと思います。

こちらにも無名の滝がありました。
落差は10〜15mくらい?

豪快な倒木がありました!
事前に知っていましたが、まだ撤去されていなかったのか。。。

乗り越えて渡ります。

登山道の上下二箇所に、ロープの張られた分岐階段がありました。
ここは上に向かうと山頂方面へ、下に向かうと百尋ノ滝へ出ます。

という事で、一旦下って行きましょう!

10:35。
百尋ノ滝に到着!

落差は40mで、なかなかの見応えです!

しかし、何故に百尋??
『尋』は長さの単位なのですが、この滝は百尋無いハズですが、、、(・ω・)

滝の前でポーズを決める!( ´ ▽ ` )ノ

滝の周囲には沢山の人達が休憩しておりました。
我々もここで一息入れて行きます!

岩を伝って沢を渡るtoroikaさん。
ちょいと水に入ってしまった様ですが、防水シューズのおかげでダメージ無しの様子!

自分のトレッキングシューズは大分ボロくなって来たんですよね。。。
そろそろ替え時かな(´・∀・`)

20分程休憩の後、山頂へ向けて出発!

沢沿いは頻繁に人とすれ違いましたが、山頂に向かう行程に入るとまばらになって来ます。

所々に階段の設けられている箇所がありました。
とても整備されている印象です!

道標はまぁまぁ、あります。
基本的に迷う箇所は無いと思います。

山頂に至る行程で、薄暗い雰囲気は無いかな。
とてもいい感じの登山道が続きます。

toroikaさんはなかなかにに対する愛着があるご様子でした。
行程中で何度も「いや〜、この道の形状いいですねぇ!」
とか関心しまくり(´ー`)

その気持ち、良く分かります!
自分も道が好きですからねぇ(・∀・)

再び沢沿いの開けた場所に出ました。
ここも沢山の人達が休憩しております。

11:40。
分岐点に到着。
左方向は山頂と、日向沢の峰(ひなたざわのうら)方面へ向かう道。
右方向は足毛岩の肩を経由して山頂へ向かう道です。

山頂へは左の方が近いですが、我々は右方向へ向かう事にしました。

鬱蒼とした狭路を進む。
休憩ポイントでは人が多いのに、一旦歩き始めるとあっと言う間に静かになります。

再び分岐道標に出ました。
しかし前方の道にはロープが張られている様です。

左に折れると山頂方面。
直進のロープは大ダワ方面で、崩落により通行止めとなっております。

山頂方面へ向かいましょう。

グッと視界が開けて来ました(・∀・)
いよいよ山頂に近づいて来たぞ!

明るい尾根道を歩きます!

山頂直下の急登を登る!

12:40。
山頂に到着!!
1364mナリ。

すんげー人いっぱいやでえぇっ!!ヽ(゚Д゚)ノ

かなり広い山頂なのですが、これでもか!って位の人口密度!
お昼時の時間帯というのもあってか、大勢がランチタイムをとっておりました。

木々が多いものの、山頂からの展望は非常に良い!ヽ(・∀・)ノ

空いてる場所を見つけて山ラー!(・∀・)

toroikaさんは、、、おっとぉ!
コンビニ弁当を取り出したぞ!
山飯としては斬新なチョイス!!!

13:25。
景色は良いものの、余りにも人が多いので長居はせずに下山を開始しました。
鳩ノ巣方面へ降ります。

少し下るとすぐ、再び広場に出ました。

なるほど、上りの行程でルート分岐がありましたが、
あそこで左に進むと、この地点に出る様ですね。

ここから、
日向沢の峰
鳩ノ巣駅
川苔橋バス停
足毛岩の肩
各方面への分岐となる様です。

では、鳩ノ巣駅へ向けて下って行きましょう!

やや!?
写真では見辛いですが、『水場』とされた分岐道標がありました。
地図を確認すると、確かに水マークが描かれています。

時間にも余裕があるし、ちょいと寄ってみましょう!

斜面を下って行くのだが、、、

水場、どこにあるんだよ??

結局谷底まで下って来てしまった。。。

確かに、足元には沢が流れているのだが、水場らしきものが見当たらない!!(;´Д`)

マジかよぉ。
何しに下って来たんだよ、、、、
無駄足に付き合わせてしまって、すみません、toroikaさん、、、


って、ちょっと!何やってんすかwww

こちらの落胆をよそに、沢ガニ探しに夢中になっていた!!

そうなのだ。
toroikaさんは今回の行程で沢に出る度に、目ぼしい石をひっくり返してカニ探しに興じていたのだ!
カニや魚を釣って調理するのが好きな様で、ブログでもレポっております。
もし今回の行程でカニを見つけていたら、山頂で茹でて食ってやろうとも思ったのですが、
残念ながら釣果は無しでした(´・∀・`)

さぁさぁ、登山道に復帰しますよ!

所々にベンチもあり、実に親切設計。
また、本仁田山方面への分岐もありました。
大ダワ、本仁田山方面に入ってしまうと、完全に下山が暗くなってしまうので、今回はパス。

ただ、本仁田山方面の大休場尾根(おおやすんばおね)は、奥多摩三大急登と言われており、
ちょっと面白そうなんですよね。
こちらは日を改めて挑んでみたいと思います!

その後、非常に地味な植林帯が続きます。

と、その途中、前方のハイカーさんが何やら足元を見ていました。
何だろう?と近づいてみると、、、

こ、、、これは!!!

山ねずみだ!!!ヽ(・∀・)ノ

山ねずみの子供じゃないか!!

ひょおぉ〜!!
こりゃ〜カワイイ!!

ちょろちょろとせわしなく動き回る仕草が、とても可愛らしいです!

どうやら近くに巣がある様で、3匹程の子供を見かけました。

後から来るハイカーさんに、踏まない様に気をつけて!と注意を促したのですが、
まぁすごいのなんの、来る人皆んなスマホを取り出して騒ぎまくる!
完全にアイドル状態ですわ!(・∀・)
おかげで狭い登山道の一角が団子状態になってましたwww

ちなみに、
山ねずみと言うと、ロッキーチャックを思い出しますね(´ー`)

山ねずみの動画です( ´ ▽ ` )ノ

やがてガレた道に出ました。
この辺り、ちょいと分かり辛い箇所もありました。
夕方以降の暗い時間帯は、避けた方が良いでしょうね。

おっ、林道が見えて来ましたよ!

15:36。
林道西川線に到着。

降りて右方向、こちらが鳩ノ巣方面なのですが、、、

この左方向、toroikaさんの話しでは、どうやら峰集落と言う廃村があるのだとか!
以前、toroikaさんはこの先の下方向から、峰集落を経由して登って来たらしい。

廃村と聞くと、行ってみたくなるのが性分の私!!
早速、行ってみましょう!という事になりました(・∀・)

・・・がしかし、本当にあるのか!?

なんか、どんどん怪しくなってきたんですが。。。

「いや〜、確かにこの辺りから登って来たんですけどねぇ・・・」
と言うtoroikaさん。
二人で注意深く森の中を観察してみましたが、降りられそうな場所も、廃村らしきものも見当たらず。

ついに、この先で完全に道が途絶えてしまいました。
切り倒された材木が放置された場所に出てしまい、それ以上は何も無さそうな気配。
更に言うと、時刻は既に夕方に近い。。。
さすがにこれ以上の深入りはヤバそうです。
ちょいと惜しい気もしましたが、ここは撤退するのが得策でしょう。



帰宅後に峰集落について調べてみました。
どうやら、道が途絶えた更に先まで分け入って行くと、集落に到達する様です。
まぁ、いずれにしてもこの日は時間が押していたので無理だったでしょうね。

しかし、、、よくもあんな山奥に集落を作ったものだなぁと思わずにいられません。
廃村にはありがちですけどねぇ。

ってな感じで正規ルートに復帰して来ました。
ここで林道が分岐している様です。

分岐の脇には作業小屋がありました。

こちらの奥に進んで行くと西川線の続きの様です。
こちらからでも鳩ノ巣方面へ出られる様ですが、徒歩では無理ですねw

大根山の神とされた、小さな神社がありました。
由来は良く分かりません。

さあ、後一息!頑張るぞぉ!

駅前の集落が見えて来ました!

下山するにつれて、カメラの曇りも徐々に治って来た。。。(´・ω・`)
ホント、なんなんだよ、チクショー、、、

民家の脇を抜けて、、、

16:30。
下山完了!ヽ(・∀・)ノ

我々は二箇所程、寄り道して来ましたが、
ストレートに行程をこなせばもっと短く出来ると思います。

駅手前の広場にて、荷物を降ろして休憩します。
いや〜、いい感じで疲れましたねぇ。

それにしても、toroikaさんはタフです!
登山経験は少ない様ですが、行程中はほとんど疲れを感じさせなかった!
普段は立ち仕事をなさっているとの事で、登山向けの基礎体力は身についている様でした。

一息した後、鳩ノ巣駅へ。
我々二人とも西武線沿線に住んでいるので、帰りは拝島方面へ向かう訳ですが、、、

奥多摩駅に戻って来ますた!(・∀・)

え?それ逆方向じゃん!!?
って思うでしょ?

いや、だって、まだ帰りませんから!!!

今回もやって来ましたよ!バテレさんです!!

カンパーイ!!ヽ(゚∀゚)ノ

クッッッッッッソうまいぃっ!!!!

今回はテラス席で頂きました。
自然に囲まれたロケーションで飲むビール。。。
街中のビアガーデンなどとは比較にならないぜ!!

ひたすら飲んで食べる!
他の客が帰っていく中、19時近くになる迄、駄弁りまくった!!

酒を飲みながら林道談義で盛り上がるのって、すんげー楽しい!!!

辺りが薄暗くなった頃に店を出ました。
そろそろお開きにしましょう!

が、時刻表を見ると、次の電車までは30分以上ありました。
待つかなぁと思っていると、toroikaさんから、
「氷川渓谷を見に行きませんか?」
という提案が!

どうやらこのすぐ近くに、渓谷へ降りる場所があるとの事。
まだ電車にも時間があるので、行って見ましょう!となりました。

足元に階段や勾配があるので、暗い中では結構危ない!
ここでヘッドランプを装備し、ペンライトをtoroikaさんに渡しました。

私「自分は酔ってないですが、大丈夫ですか?」
toroikaさん「俺も酔ってないです!」

等という、なんとも怪しい言葉を交わしつつ、薄暗闇を下って行く我ら(´・∀・`)

渓谷に到着!

お〜、なかなかいい感じじゃないですか!
上に見えるのは県道184号線の橋でしょうかね。

薄闇の渓流というのも、なかなか味があるものですねぇ。
ここで川に飛び込まなかったという事は、まだシラフでいるという証拠か(`・ω・´)

おぉっ、これもいいね!
写真では伝わり難いですが、なかなか迫力のある流れです!
これはいい場所を教えて頂きました!ヽ(・∀・)ノ

最後に、締めでポーズとって下さいよ!
と依頼したのですが、その時のショットがコレ。


いや、、、

toroikaさん、酔ってるでしょ!?


電車に乗る頃にはすっかり真っ暗!

西武線小平駅で解散となりました。
いや〜、色々と楽しかった〜!
それだけに、カメラの不調が悔やまれます。
せっかくの景観だったのに、ほとんどがボケ画像。。。
帰宅してめっさ落胆しましたわ(;´Д`)

まぁ、いいや。
本人の脳裏にはしっかりと景色が刻まれてますから!
toroikaさん、この日は本当にありがとうございました!
またどこか行きましょう!( ´ ▽ ` )ノ

ではまた!