2018年もいよいよ1ヶ月を切ってしまいました。
そろそろ山岳方面は朝晩の凍結が始まる頃でしょうかね。

今回は秩父の県道71号線と県道363号線を結ぶ、林道明ヶ平沢戸線を走って来ました。
それともう一つ、荒川にある明ヶ指(みょうがさす)のカツラの巨木を訪れました。
こちらはどういった場所であるかは、レポート中で改めて解説しようと思います。

では、レポート開始です(・∀・)

やって来たのは秩父市の県道71号線のこの場所。

場所:埼玉県秩父市上吉田5019

県道側に明ヶ平沢戸線の標識が立ってます。

県道から脇道に入ったところ。
民家の立つ狭い道に入っていきます。

民家を抜けるとすぐに山林となり、舗装路の登りが続きます。
少し登った先にまた標識がありました。

入り口の標識と比べると随分綺麗ですね。
新しく立てられたものでしょうか?

勾配が落ち着くと、山側に大きな穴が見えて来ました。

これはどういった意味合いの穴なのかな?
ひょっとして近所のガキンチョの秘密基地だったりして(・∀・)

おや?
穴のすぐ脇を見てると、崖の上に通じてそうな作業道らしきものがありました。
この穴と関係あるのかなぁ。。。
ちょっと登ってみたい気もしましたが、放置臭が漂っていたので、いつ崩れるか分かりません。
恐らく大したものは無いでしょうし、ここはスルーしました。

間も無く舗装路が途切れて未舗装路へ。
しかし、いかにも舗装延長しますよって感じの整地された路面ですねぇ。

その先で重機が置かれていて、数名が何やら作業中の様でした。
ひょっとして通れないのか?と不安に思いましたが、通っていいよ!との返事を頂きました。
71号線から363号線に抜ける道なので、舗装化の需要があるって事なんでしょうかね?

桜沢トンネルです。
全くもって飾り気の無い造形ですね(´・∀・`)

トンネルを抜けると、一気に景色が開けて来る!ヽ(・∀・)ノ
そうこなくっちゃね!

GPSの情報を見ると、この場所の高度は約606mの様です。
それ程高い場所ではありませんが、なかなかの眺めではないでしょうか。
惜しむらくは、周辺にラーメンを食すのに良さそうな路肩が見当たらなかった事かな。

1車線の狭い道となりました。
この辺りは路面状態は悪く無いものの、落ち葉が大量にあって注意が必要でした。

やがて降りに差し掛かりました。
このカーブポイントの景色がお気に入り(´ー`)

同じ場所で前方からの構図を一枚。
自分が一番好きな季節は新緑の時期ですが、
ススキが風に揺れるこの時期も、風情があって良いものですね(´ー`)

しばらく下って行くと、何かしらの作業場の様な場所に出ました。

これだよ、コレ!
これをちょっと見てみたかったのさ(・∀・)
一体なにを表したオブジェなのでしょう?
ググってみても今ひとつ分からず。。。

その作業場の山側には上に続く作業道と思われる道が伸びてました。
多分入っちゃいけない道だと思うので、スルーしておきましょう。

石間川に架かる橋を渡ると林道終点となります。

場所:埼玉県秩父市吉田石間

橋を渡った県道側に林道標識。
では、次の目的地に行きましょう!

やって来たのはここ。
荒川日野にある、そば処・和味(なごみ)さんです。

このお店は1日限定49食というお蕎麦屋さんで、日によってはすぐに売り切れてしまうそうです。
そば好きなので、以前より目をつけてました。

注文したのはこちらの天そば!
天ぷらは6品くらいだったかな?なかなかのボリュームです。

肝心の味の方ですが、文句なしの美味しさでした!!(・∀・)
そばの味も良いのですが、食感が実に自分好みで、かなり気に入りましたねぇ〜。
余りに美味しかったので、思わずそばのお代わりを注文してしまいました( ´ ▽ ` )
天ぷらの方も、さっくさくの衣とお野菜の素朴な味が、とってもグッド!
和味さん、堪能させて頂きました!

さて、食後の腹ごなしと行きましょうか。
和味の駐車場の脇に目をやると、狭い小道があるのが見えます。

道の脇の道標には『明ヶ指のたまご水』とありますね。
この明ヶ指(みょうがさす)のたまご水、なかなかに神秘的な光景が見れる場所なんですよ。
どんな所なのか、早速行ってみましょう!

小道を進んでいくと、渓谷に向かって下る道となります。

左右の分岐がありました。
左が十二天水の湧水、右が安谷川の渓谷へ出ます。
卵水は右方向ですが、まずは十二天水を見てみましょう!

こちらが十二天水です。
読み方はじゅうにてんすいでいいのかな?
十二天とは、仏教を守護する12の神を表すものの様です。
良く耳にする、毘沙門天、帝釈天、梵天とかですね。

付近にはわさび田もある様です。
飲んでみましたが、美味しいお水でしたよ(・∀・)

十二天水を後にして安谷川へ向かいます。
渓谷へ出ると橋が掛けられてました。

橋の上から安谷川を撮影。
とても静かで良い雰囲気です。

渡った先にある石段を登ります。

道なりに登っていくと、車道に出ました。
車道というか、林道でしょうかね。

左方向の先は、恐らく国道140号線方面へ向かうと思われます。

発砲注意!?Σ(゚д゚;)

クマより怖いじゃんよ!!

自分が向かうのは、こちらの右方向です。

傍らの石仏は道祖神かな?

竹林に囲まれた林道を進みます。
なんとなく、千葉の林道っぽい雰囲気かも?

左手にキャンプ場がありました。
人気が全くありませんが、ここは営業しているのでしょうか?

やがて橋に差し掛かります。
その向こうは秩父温泉郷やすらぎの里の施設でしょうか。

建物の脇にたまご水の道標があります。
自分は歩いて来ましたが、林道を使えば一応ここまでは車両で来れる様です。
ただし、周辺にハイカー用の駐車場はありません。
また、ここから先は私有地の様ですので、車両の乗り入れはNGでしょう。

道標から間も無く分岐に出ます。

たまご水は右方向に入ります。

やがて道は川に合流して終わりとなります。

川に降りる地点に『明ヶ插の卵水』の標柱がありました。

渓谷へ降りてみましたが、さて、湧水は何処に??

これか!!
岩から突き出たパイプから湧水が流れてます。
ドラム缶が設置されてますが、これはなんの意味があるのでしょう?

ドラム缶の中をよ〜く見て下さいませ。
写真では分かり難いですが、白い綿状のものが見えます。
これ、湯の花なんですよ!

そうです。この湧水、温泉成分が含まれているんですよね。
ウェブの情報によると、付近一帯にはこういった湧水が多いのだとか。
鼻を近づけてみると、硫黄臭がしました。
なるほど、これが卵水と言われる所以って訳ですな(・∀・)

ちなみに、、、
舐めてはみましたが、飲むのはやめておきました(´・∀・`)

さて、レポート冒頭で触れたカツラの木ですが、ここから少し奥に入った場所にある様です。
行ってみましょう!

数十m程進むと、まもなく見えて来ました、カツラの木だ!!

ひょーっ!
デカイ!ヽ(゚∀゚)ノ
ウェブの情報によると、幹周りは11m、樹高は30m程との事。

真下からのアングル。
この迫力の樹勢がたまらない!!

根元の標柱には『県内最大のカツラの木(巨木県内第二位)』とあります。
荒川の支流、安谷川の奥地にひっそりと佇む巨木。
実に立派なものです!

でもって、では第一位は何処にあるのか気になりますよね?
その第一位の木は、埼玉オフ車乗りの聖地、中津川林道の中にあるんですねぇ!
西沢の大カツラと呼ばれるそれは、幹周りが13mを超えるのだと言う。
実はその西沢の大カツラと明ヶ指のカツラをセットで巡ろうと考えていたのですが、
中津川林道が長く通行止めが続いていて、再開の目処が未だに見えていない状況です。
当面巡れそうにない為、少々残念ですが、今回は明ヶ指の方のみ訪れてみました。
西沢のカツラの方は、通行止め解除後に、改めて訪れてみたいと思います。

川の岩場に降りて撮影してみました。

周辺の雰囲気は非常にいい感じ。
巨木や卵水も含めて、幽玄な趣を醸し出してます。

倒木に芽生える小さな生命達。

安谷川とカツラの巨木、堪能させて頂きました( ´ ▽ ` )
のんびりしてると熊さんタイムになってしまうので、引き上げるとしましょう。

卵水迄のルート案内と、周辺の様子です( ´ ▽ ` )ノ

道中に咲く赤い実。
これはクロガネモチかな。

駐車場に戻って来ました。
来た時は数台の車が居ましたが、この時は自分1台のみでした。
おや?っと思ったものの、それもそのはず。
和味の入り口を見ると、本日完売の立て看板が。。。

スマン、数量限定なのに2人前食べちゃったよ(´・ω・`)