早いもので、2020年も春シーズン到来ですよ!
今年は暖冬の影響もあってか、早々に春の花達が咲き始めている様子。
桜もぼちぼち咲き始めているけど、桜ツーにはまだ少々早いかな。
ということで、今回は昨年末やれなかった狼信仰巡りにでも行くとしましょうか(´ー`)

3月20日。
好天の3連休となったこの日、早朝に雑務を切り上げて出発だ!

と、その前に。
せっかく春なのに狼像だけではもったいない。
って事で、東秩父の花桃の郷へ立ち寄りました。
好天もあってか、結構な賑わいでしたね。

菜の花もいいよね、ほんと(*´ω`*)
駐車場に停めてじっくり回りたいけど、今回は目的が違うので適当に撮って退散します。

花桃の郷から茱萸ノ木峠(ぐみのきとうげ)経由で風布方面へ。
県道361号線の展望が開けたポイントでパチリ。

やって来たのは釜伏峠にある釜山神社。
峠は釜伏山(かまふせやま)への登山口にもなっていて、駐車場も完備です。

ここ釜山神社は、狼信仰の聖地として名高い三峯神社にも引けを取らない狼像の数を誇ります。
当神社の由来ですが、その昔、日本武尊が立ち寄った際に山頂で神に供える粥を釜で炊いたそうです。
その釜を御神体の岩に伏せて祈願成就を祈った事から、釜伏山及び釜山神社と呼ばれる様になったそうです。

入り口を守る狼像。
台座が高いので見上げるアングルしか撮れない(´・∀・`)
こちらは阿形さん。

こちらが吽形。
ヒビが入っていてちょっと崩れそう。。。

参道を進むと次の狼像。

阿形。

いい顔してますねぇ(・∀・)

吽形。
岩の上に足を構えるポーズが特徴的です。

続いて鳥居の前に控える狼達。
この左の道の奥には参拝者用の駐車場がある様です。
(私は峠の駐車場に停めました)

そして、これ!
この狼像を見てくれよ!!!!
狼然としたものではなく、神格化された表現とでも言うのでしょうかね。
他とは一線を画す造形を感じます。

太ましい足も素晴らしいですな!
赤く塗られた口も他とは違いますね。

吽形さん。
凛々しい造形ですねぇ〜

鳥居を潜ると次の狼達。

阿形さん。

吽形さん。
パッと見ると伏せているのかな?っと思ったのだけど、どうやら崩れている様だ。

正面から見るとこんな感じ。
これはもうこのままなのだろうか?

社殿に到着!

脇にはベンチがある(・∀・)

こちらは神楽殿かな。

社殿前に構える狼達。

これまた、たまらんのよ!
この阿形の造形、よ〜く見てくれ!!

なんだこの、愛らしい造形!!!
舌なんて出しちゃってもう!ヽ(゚∀゚)ノ

「おいで、ポチ!!」

「ハッハッハッ、ワン、ワン!!!」

こちらは吽形。

どう見ても忠犬にしか見えない。

この鼻立ちが素敵なんだわ( ´ ▽ ` )

石段の脇にも狼達。

阿形。
口元が少し崩れてしまっている様だ。

吽形。
先程と比べると大分狼らしい造形。

拝殿に到着。
側には社務所があったのだけど、閉まっている様でした。

拝殿の脇にはコミカルな造形の狼さん。
しかし、どの狼も異なる趣の造形がなされていて、実に面白いよね。

その拝殿の脇を見ると山道が続いています。
この先に釜山神社の奥の院があるのだ。

では、行ってみましょう!

道標に注目!
奥の院経て日本水とあります。
この日本水(やまとみず)とは、、、

日本武尊が岩に劔を突き立てたところ、水が湧き出したというのが言い伝えなのだとか。
風布の日本水と言えば湧き水で有名なので、ご存知の方も多いと思います。
その水源がこの先にあるんですね。
ただし、崩落の危険がある事から、現在は立ち入りが禁止されている様です。

穏やかな尾根道を歩きます。

一旦降ります。

鞍部には東屋。

東屋の先には鳥居。
山の中に佇む鳥居って、個人的にグッと来るんだよね(・∀・)

鳥居を潜り、岩場を登ります。

登り終えると木々の向こうに祠が見えて来ます。

釜山神社奥の院に到着!
拝殿からここまで約10分くらいでした。
また、この奥の院の場所が釜伏山の山頂になる様です。

祠の脇の狼。
こちらは阿形さん。

続いて吽形さん。
足元を見ると、お賽銭の他に石が置かれてますね。
これ、どういった意味合いがあるのでしょうか?
まさか、お賽銭の代わりに置いたって訳じゃないよね??

顔の造形は写実的とでも言うのでしょうかね。
余計なデフォルメがされてない感じです。
こういうのも好きですね(´ー`)

祠の基部には狼と思われる彫刻も掘られていました。
ひっそりとした山間に佇む祠と、それを守る狼達。
この場所は個人的にかなり気に入りましたねぇ。
まぁ、奥の院の雰囲気はどれも良いものだけどね。
ここはまたの機会に再訪したいと思う。

祠の向こうに見える景色もまた素晴らしい!
この日は晴れていたので周辺が良く見渡せます。

さて、祠の脇には奥の院休憩地と書かれた案内が立ってました。
これは何でしょうか?

こちらが日本水へ続く道なのだけど、この先に休憩地とやらがあるらしい?
ちょいと行ってみましょう!

まもなく、少しひらけた場所に出たぞ!

『見晴台休憩地』の看板が立ってます。

なるほど、なかなかいい感じじゃないだろうか(・∀・)

眼下に見える山間の集落は風布の辺りだろうか?

見晴台は肩部になっていて、反対側は日本水への降り道が続いている。
興味はあるけど、ここで引き返すとしましょう。
またの機会でこの先に行ってみるとしよう。

見晴台の様子です( ´ ▽ ` )ノ

鞍部の東屋に戻り、ラーメンを食す!
本日はノーマルに塩ラーメンを頂きます(´ー`)

ちなみに、私の使用しているモンベルアルパインクッカーディープ11では、
このタイプのブロック状のラーメンはそのままでは入りません。
茹でる際に割ってから入れます f(^_^);;;

道中で見かけたこの赤い実はなんでしょう?
グミかサンシュユ?
でもサンシュユって実をつけるのは秋頃だから違うかな??

さて、お次にやって来たのはここ、荒川の贄川宿(にえかわじゅく)。

贄川宿は宿場町で栄えた町ですが、現在はかかしの里の名称が有名ですよね!

町興しの一環として、たくさんのかかし達が出迎えてくれます(・∀・)

いいですねぇ〜。
とても愛嬌がありますね(´ー`)

さてさて、贄川宿の少し先にあるここ。
坂道の奥をよ〜く見てみると、鳥居が見えております。

そう、この鳥居の向こうが次の目的地な訳です!

柊木神社(ひいらぎじんじゃ)という名称のこの神社。
規模はとても小さく、google mapでも表示されないマイナースポットです。
(※2020年3月現在)

場所:埼玉県秩父市

鳥居を潜ると正面に社があり、その両脇には狼達。
残念なことに、柊木神社の伝承、歴史については分からなかった。
何かしら日本武尊とのからみがあるのだろうか?

こちらは阿形の狼。
建てられてからどの位の年月が経っているのか分からない。
目立った型崩れは見受けられなかった。

アップで。
いきり立つ様な牙の造形が見られる。

こちらは吽形。

アップで。
劣化により目元が読み取りにくい。

ここの狼達には肋骨の表現は刻まれていない様子。
造形は極めてシンプルです。

社の中に居るのは狼ではなく狐様だ。
う〜む、一体どんな由来のある神社なのだろう?
きっと地元に根付いたものなんだろうね。
何処かに案内板でもあったのかな?

まぁ、今回は詮索は無し。
あともう一社、行きますよ!

って事で最後にやって来たのはここ、猪狩神社(いかりじんじゃ)です。
柊木神社からわずか数分で到着。
こちらはちゃんとgoogle mapで表示されます。

バイクの先に鳥居の基部が見えますが、以前はここに鳥居が立っていたはずなんだよね。
いつ頃外されてしまったのだろう?

参拝用の駐車場が何処か分からなかったので、参道脇の路肩に駐車させてもらいました。

参道脇の山肌に斜陽がこぼれ落ちる。
ん〜〜、素敵(*´ω`*)

参道を進むと石段が2つ現れます。
左の鳥居の奥が猪狩神社だ。
右側の山門はよく分からないが、廃寺っぽいかな??

鳥居を潜ると石段脇に狼が控えている。

阿形の狼。
なかなかに凛々しいお姿(・∀・)

顔のアップ。
この手の目元の造形は好みですねぇ。

続いて吽形の狼。
この凛とした佇まい、素晴らしいとしか言い様がない!

顔のアップ。

拝殿です。
猪狩神社の名称は、日本武尊が当地を荒らす猪の群を退治した事に由来するそうです。

拝殿の脇には『韓信股くぐり』と呼ばれる彫刻が飾られてました。
非常に繊細で見事な造形!ヽ(・∀・)ノ

隣には末社神社達が立ち並ぶ。

拝殿脇には猪狩山への登山口があります。
猪狩山を経由して御嶽山へも縦走出来ますが、行程的に若干面白みに欠けるか(´・∀・`)

帰路の参道から神社を振り返ってみる。
しばしの間、陽の陰り始めた静かな山間の風景を眺める。
ここ最近何かと忙しく、週末もパソコンの前に居る時間が多いんだよね。
こうして山の中に身を置くと、本当に気分がホッとするよ。
さてさて、次はいつツーリングに行けるのやら(´・∀・`)