2014年5月17日
本日は登山に行って参りました!
行き先は秩父方面で、
飯能駅
名郷バス停
鳥首峠
ウノタワ
大持山
小持山
武甲山
浦山口駅
というルートで、電車とバスで現地へ向います。
・・・と言いつつ、タイムアップで武甲山には登りませんでしたがf(^_^);;
天気は快晴!飯能駅からバスで名郷へ出発です!!
名郷バス停です。
この場所は登山の起点となっており、多彩なコースへ向う事が出来ます。
トイレや駐車場も隣接しており、利便性も高いです。
バスはアニメのラッピングが施されてました。
『ヤマノススメ』という番組だそうです。
ルートを再確認し、ストレッチで準備した後、出発します。
バス停の角を右折してしばらく道なりに舗装県道を進んで行きます。
県道は川に沿って延びており、キャンプ場もあります。
とても静かで良い所です。
途中で分岐箇所もありますが、全部直進です。
写真の分岐は、鳥首峠と妻坂峠の分岐となります。
今回は鳥首峠へ向います。
どちらに向っても、大持山への周回コースでもう一方から戻って来れます。
県道を歩く事約50分、JFEミネラルという石灰採掘工場へ出ます。
このコースの欠点は長時間の舗装路歩きですね(´・ω・`)
工場の脇に登山口があります。
この階段を登って行きますよ。
階段を登りきると登山道に入ります。
眼下にトロッコの発着場が見えて来ました。
途中でトロッコ軌道と並走していきます。
こういうの大好物なので、このコースはお気に入りにインプットしておきます(´ー`)
枠組みのトンネルがありました。落石防止用でしょうか。
おぉっ!軌道の下を通りますよ!?これはイイ!(・∀・)
え?そんなのどうでもいいだろ、ですって?
いやいや、そんなことありませんよ。ここ重要!
そして来たぞ!『白岩集落跡』だ!
ここは廃村好きには有名で、ネットで多数のレポートがアップされております。
内部もちょっと覗いてみました。
荒れ果ててますが、掃除すれば使えそうな気もします(^_^);;
けっこう奇麗な建物もありました。
錆の浮いた消火栓。
使用されることもなく、ただ朽ち果てるのを待つだけなのだろう。
しかし、緑に包まれたその姿もまた、美しいと感じます。
集落を後にして、先を進みます。
まずは鳥首峠を目指します。
厳しい登りが続きます。
んん!?『有間山』だと!?
いやちょっと待て!有間山は鳥首峠の分岐から先だぞ!
と言うか鳥首峠は過ぎたのかよ!?
GPSで確認すると、まだ鳥首峠には到着していない。
ちょっと悩んだ末、道標に従って進む事にしました。
つづら折れを登り切ると、到着しました鳥首峠!!
先程の道標だけど、ちょっと表記に難ありだと思います。
あそこは『鳥首峠ー名郷』と記すべきではないだろうか?
峠から大持山と有間山へ分岐します。
しばらく休憩をとった後、中間地点のウノタワに向けて出発します。
途中で若干景色が見える箇所がありましたが、この区間は基本的に展望は良くありません。
道の真ん中にデンッ!と鉄塔が設置されてました。
よくこんな所に建てたものだ・・・。
どうやって資材を運んだのでしょう?
直登来た!これがキツかった〜。
登り切ると、開けた場所に出ました。ここでしばしの休憩をとります。
今回はしっかりと行動食を用意して来ましたよ!
水とドライフルーツを要所要所で口に含み、水分と糖分を補いました。
新緑に包まれた小道を進みます。
この美しさを写真で伝える事は出来るだろうか?
登山者でなければ分からない心地良さだと思います。
道標だ。
次第に岩場が増えて来ました。
ウノタワに到着しました!
ネット上では何度も見ておりましたが、改めて来てみると、その様相にちょっとビックリします。
山道の中、突然ぽっかりと空間が広がっているのです。
それどころか、ここは周辺とは生えている木の種類も何故か違うらしい。
素晴らしく心地良い場所だ。数組の登山者がここで休憩してました。
その中の一組から、面白い情報を入手しましたよ!
私の来た鳥首峠側から広場の反対側を下ったところに、苔に覆われた岩場があるとの事です。
その様相がとても不思議で美しい場所だと言われました。
非常に興味深い情報でしたが、時間配分を考えて、今回はパスする事にしました。
次の機会のお楽しみにとっておこうと思います。
看板にウノタワの由来が記載されておりました。
こういう伝説的な由来は大好きです!
では、大持山へ向いましょう!
いくつもの登りを繰り返して行くと・・・
突然、展望の開けた場所に出ました!
すごい絶景を前に、入間市から来たという年配の方とおしゃべりしながら体調を整えました。
また、このおじさんから、大持山と小持山の間に大きな木の根と岩場の場所があって、
その向こう側に展望の開ける足場があるから、見つけてみるといいですよ、と言われました。
ありがとうございます!探してみましょう!
ある程度回復して、いざ大持山へ!!
大持山に到着! 1294mナリ。
ここから先程書いた妻坂峠方面へ抜ける事が出来ます。
ここは余り展望が良くないです。
小休止して小持山へ向います。
この辺りから、岩場が多くなります。
狭い岩の間の間を通り抜けたり
やせ尾根を歩いたり
変化のあるコースを進んで行きます。
やや!ここはもしや、先刻言われた木の根の場所では・・・!?
早速、岩を登って向こう側を見てみると・・・
ドーーーンッ!!!
すげーーーーーーーー!!!!
絶景来たあぁぁぁぁぁぁぁっ!!(゚∀゚)
美しい山々をぐ〜んと見渡せます!
狭いですが、二人くらいなら腰掛けて食事をとるくらいなら出来そうなスペースがあります。
ご褒美を頂いた気分で、先を行きます。
あぅ、また岩登りですかぁ・・・
おや、ここは赤テープの迂回路とトラロープの岩登りに別れています。
この岩登りも難しくはなさそうですが・・・
ここは赤テープに従うとしましょう。
この岩の上には、テープ側に誘導する様に矢印看板が立っておりました。
その後も勾配のある登りが続きます。
ん!何か見えて来たぞ!
小持山に到着です! 1269mナリ。
武甲山が見えます。
こちらは裏側となるので、削られた岩肌は見えず、自然の残された武甲山を見る事が出来ます。
時刻は15:20。予定よりも遅れてしまいました。
しかし腹が減ってきたので、ここで遅い昼食とします。
いつものカップラーメンとコーヒーで(´ー`)
食後、武甲山に向けて出発します。
分岐点に出ました。 左は武士平、右は武甲山です。
もちろん、右へ降りて行きますよ!
この区間も幾分長いんですよね・・・。
まだ着かないのかよぉ、と何度もボヤいてしまいました f(^_^);;
道標です。
武甲山へ行く手前でシラジクボがあります。
歩き易い道に出ました。
なかなか心地良い場所です。
その先を登ると
あれかな?
シラジクボ到着です。
で、その向こう、武甲山方面を見ると・・・
うわあぁぁぁ(;´д`)
山頂までの登りが続いておりますよ・・・。
『ここまでお疲れさま。まぁ、ここからもがんばれよな( ´_ゝ`)』
とでも言いたげな意思を感じました・・・。
でもって、問題はここからです。
この時点で16:15になってしまった。
この時間から武甲山へ登るのは、少々厳しいかもしれません。
下山中に暗くなるのは必至でしょう。
写真のマップを見れば分かる通り、ここから巻き道が出ており、山頂を迂回することが出来ます。
迂回して長者屋敷ノ頭へ行けば、大分時間を短縮出来そうです。
武甲山はまたの機会として、今日は潔く巻く事にしましょう。
という事で、脇に続く赤テープを目指して進んで行きます。
巻き道はかなり狭い箇所が多く、所々に倒木もありました。
谷まで滑り落ちない様に一歩一歩慎重に進みます。
開けた場所に出て、深呼吸して一息入れます。
陽も徐々に落ち始めました。
またしばらく進むと、分岐に出ました。
この分岐では、長者屋敷ノ頭と、橋立へ直接向う道を選べるようです。
当然、橋立へ直接向った方が早いでしょう。
しかし、先程の地図を見て分かる通り、『山と高原地図』にはこの分岐が赤線で明記されてません。
どう続いているのか分からないのです。
道標の進行方向を見ると、赤テープがありました。
悩んだ末、ショートカット出来るならと、橋立方面へ向う事にしました。
赤テープは点在していて、それを見つけては下って行きます。
しかし、恐らくほとんど利用されていないであろうこの道、木々が張り出してとても歩きにくいです。
また、この道は本当に橋立に続いているのかちょっと自信が無かった。
地図上のGPSで自分の現在地を確認すると、スゲ沢近辺を歩いている様なのだが・・・。
時刻はもう17時を過ぎている。
日が長くなって来ているとは言え、流石に不安に感じて来ました。
かと言って、他に頼る道標も無い訳なので、このままテープに沿って進んで行きましょう。
しばらく進むと・・・あっ、人が居るぞ!!
進行方向に登山者を発見しました。
向こうも気付いたのか、こちらを見ている。
登山者「どちらへ行くの?」
私「橋立へ行きたいのですが、この道で良いのでしょうか?」
登山者「この道だよ。でもこの先で道が崩落していて通れないよ」
私「えええええええええええええええええっ!?」
話しを聞くと、どうやらこの方も巻き道から橋立へ向おうとしたらしい。
しかしその先で崩落地点に出て、やむなく引き返して来たとの事だ。
よもや崩落!そして引き返しだとぉ!?
けっこう下って来たぞ!?しかも時間がもう押している・・・。
いやいや、迷ってはいられない。戻るしか無いのだ。
その方は、最悪ビバークすると言ってました。
私もそれには同意でしたが、まだ幾分か陽がある。
行けるところまで一緒に行きましょう!と話して、共に長者屋敷ノ頭へ向う事にしました。
先程の分岐点まで戻ると、地図上のコースタイムを改めて確認します。
この時点で、日没迄に浦山口駅へ着くのは不可能となりました。
ですが、ヘッドライトとペンライトを持参して来ている為、ある程度暗くても進む事は出来る。
とりあえず早めに巻き道は抜けてしまおうと、分岐点から長者屋敷ノ頭へ向います。
出たあぁぁぁっ!!
武甲山の正規ルートまで抜けました!!!
ここに至るまでの間もまた大変でした。
もう少し暗かったら間違いなくヤバかったでしょうね。
あ、ちなみにこの巻き道の間に一カ所湧き水がありました。美味しかったです!
これはちょっとポイントですね f(^_^);
次第に闇が広がり、視界を奪っていく中、つづら折れの急降下ルートを下って行きました。
林道橋立線の終点に着いた時は、日没直前の薄暗闇の中だった。
時刻は19:20。春先ならアウトだったでしょうね。
そうそう、林道手前で、ロープで通行止めになっている道を発見しました。
そう、あの崩落地点へつながる道が、林道側からはしっかりと封鎖されていたのだ!!
バカヤロー!!
何故下山側を通行止めにしないのだ!!そっちの方が重要じゃないかよ!?
二人して悪態をつきまくりました。
林道終点では荷物をおろし、座り込んで休憩します。
この先はもう、車で走行可能な低地の林道だ。歩くのに危険はないでしょう。
チョコレートを食べたりして体調を整えました。
幾分休んだ後、浦山口駅へ向けて出発しました。
暗闇の中ライトを照らしつつ、登山話しをしながら歩きました。
浦山口駅に着いた時には20時を過ぎてました。
この時間になるとは考えてもいなかったので、ローカル線の電車があるか不安でした。
時刻表を見ると、22時頃まであるようです。ホッとして、電車が来る迄のんびり待ちました。
浦山口はこの時間は無人駅になる様です。
また、駅員が居ない時間はトイレが封鎖されている様なので、注意しましょう!
発車時刻が来て、ホームに立ちます。
後はもう電車で帰るだけです。
所沢まで運んでもらいましょう( ´ ▽ ` )ノ
御花畑駅から西武線に乗り換え、特急で帰りました。
一緒に行動してきた方は東京にお住まいらしく、池袋まで乗って行くようです。
この方のおかげで日没前に下山出来たし、色々と登山話しを聞けて参考になりました。
お世話になりました!ありがとうございます!!
所沢に着いたのが22:30。
疲れてクタクタでしたが、ウマいビールを飲んで無事に帰宅した事を山に感謝です。
今回はまた色々学ぶ事が出来ました。
計画の重要性の再確認、時間配分、行程中にある迂回路の有無の確認等。
それからイザという時のビバーク用の装備も必要だと感じました。
今はインターネットの情報が多く得られる時代。
向う先の情報は可能な限り調べておこうと思います。
また、もう一つ強く感じたのはGPSの存在です。
頼り過ぎるのも良くないかもしれませんが、迷った際の心強い武器になると感じました。
もし山好きでGPSを所持していない方がおりましたら、是非購入してみて欲しいです。
それから、帰宅後に秩父市に巻き道の件をメールしてみました。
やはり、崩落はしっかりと示すべきだと思います。
何はともあれ、自分お疲れさまでした!
また山に行くぞお!!!
帰宅後、『山と高原地図』とは別に、『地図ロイド』というアプリをダウンロードしてみました。
すると、地図ロイドには橋立への線がしっかりと記載されておりました!!
山と高原地図にも、薄い色でそれっぽい線が引かれているので、これが橋立へ向う道なのでしょう。
うーむ、この道は登山道と言うよりも林業用の作業道的なものでしょうか?
いずれにしろ、私の調査及び認識不足だった様です。地図読みもまだヘタクソですね f(^_^);;
今後に役立てていきましょう〜!