いや〜、すっかり春ですねぇ(・∀・)
ここで花見ツーと行きたいところですが、今回は花見はお預けです。
この日の目的地は秩父・小鹿野町にある両神神社なんですねぇ。

両神神社はイザナミ・イザナギの2神を祀っている事から、両神神社と呼ばれているそうです。
今回向かったのは里宮と呼ばれる場所で、両神山の日向大谷登山口にあります。
まぁ、ストレートに行っても面白みに欠けるので、ぶらぶらと巡ってみましょうか。
では、出発!

最初にやってきたのはここ。
県道11号線の定峰峠付近のとある場所。
ジブリの苔アートとして、ウェブで話題のスポットですね!(・∀・)

その名の通り、法面の苔を削り取ってジブリキャラクター達が描かれております。
Twitterで徐々に話題になっていったもので、新たな名所か!?とも目されていました。

だがしかし、、、

ご覧下さいな。

年末頃はまだ綺麗な絵面だったトトロも、この通りめちゃくちゃに削り取られて無残なものです。
トトロ以外にも様々なキャラクター達が描かれていたのですが、
そのほとんどがイタズラで消されていました。
また、余計なアホな落書きも多く、正直言って幻滅でしたね。
残念ながら名所となる前に終了しそうです。

一番まともに残っていたのはこれかな。
ラピュタのロボット兵でしょうかね(´ー`)

よくもまぁ、綺麗に描かれているものです。
図面を描いて削ったのか、それとも感性で描いたのか。。。
見事としか言い様がありません。


私見ではありますが、このジブリの苔アート。
言ってしまえば、これもただの落書きです。
特に管理されている訳ではなく、道端に描いたイタズラ書きです。
従って、、、色々な意見があるとは思いますが、

他者にイタズラされて消されようが、
アホな落書きを追加されようが、
全く文句は言えないでしょう。

バイクにしろキャンプにしろ、マナーやモラルを守る人もいれば、お構い無しのアホ達もいる。
それも私有地であるならいざ知らず、ここは公道です。
作者にしても、こうなることはある程度想像出来ていたのではないだろうか。
この日訪れてみて、無念に感じたと同時に、人間ってやっぱアホだな、と感じた次第であります。

次にやって来たのはここ。
県道279号線、両神山・日向大谷登山口の手前にあるこの分岐。
この分岐を登って行くのが林道八日見線となります。

この林道名の読み方ですが、ようかみと読みます。
ちょっと気になったので、このようかみという読み方を調べてみました。

伝承によると、日本武尊が旅の途中、8日間に渡って両神山を見ながら旅をしたとの事。
その為、両神山を別名八日見山(ようかみやま)と呼ぶそうです。
この林道もその名称で付けられた様ですね。

場所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄

林道標識を見ると終点側の様です。
ここは現在、延長工事中との事で、途中までのピストン林道となってます。
今回はその工事ポイントまで行ってみようと思います。

入り口は舗装されてましたが、幾分か進むと未舗装路となります。

八日見トンネルにやって来ました。
このトンネル内部は明かりが無く、ライトを消すと完全に暗闇となります(・∀・)

トンネルを抜けると林業の伐採現場となりました。
この日は日曜日とあってか、工事関係の車両は無しでした。

伐採区間を抜けた先にある切り通し。
ここから一気に景色が開けて来ます!

いいねいいねぇ〜!
路面はフラットだし、道幅にも余裕がある!
正に私の為にあるオフロードと言えるだろう!!ヽ(・∀・)ノ

いや〜、見てくれこの一枚!
青空とカーブとフラットダート!!!!
もうお腹いっぱいなんですけど!

おっと!
デカい倒木だ!

実は2月末頃にもナノレカワさんが八日見線をレポートしているのだけど、
その時にもこの倒木の写真があった。
先ほど工事中と書いたのだけど、どうも余り積極的には行われていない様ですね。

倒木をやり過ごすと再びこの景色!
こういう絵面ほんっと好きだ!

林道入り口から約3km程で現在の通行止めポイントに到着。

行き止まりポイントからの眺め。
距離は短いながらも、景色の点では満足度の高い林道ですね。

さて、ではここでラーメンといきますか!
カップラーメンは飽きたので、前回に続いて棒ラーメンを茹でる。
今後はバリエーションを色々増やしていこうと思案中(´ー`)

それでは引き上げるとしましょうかね。
帰路でもまた、味のある景色を見る事が出来ます!

山肌に続く道が見える。
その向こうには青空!
オフロードバイク最高!!

今はまだ木々が枯れた状態だけど、新緑の時期に来たら、また違った景色が見れそうですね。

でもってここは両神山の駐車場です。
ここに停めて神社まで歩くとしましょう。

日向大谷登山口の分岐です。
道標から左に向かうと両神山登山口、右に向かうと両神神社の里宮となります。

なお、山頂には神社の本社があります。
そちらの方は2016年に訪れております。
興味のある方はこちらのレポートを参照してみて下さい。

傍に咲く花。
スミレかな。

サクラソウでは?という指摘を頂きました。
なるほど、、、自分まだまだ知識不足ですねぇ(´・∀・`)

両神神社里宮の鳥居前に到着。
そして鳥居の両脇に控えるのが、、、

こちら、オオカミなんですねぇ〜。
両神山では山犬(オオカミ)が神様の使いとされている様で、狛犬に代わって祀られているそうです。
オオカミと聞くと、同じく三峯神社もまた、オオカミが眷属として祀られてますよね。
秩父地方って、こういった信仰が多いのでしょうかね?

アップで見てみましょう。
こちらは阿形。
目や口元の造形が迫力を感じます。

もう一対が吽形。

凛々しい顔立ちですね。

ちなみに、神社の狛犬に見られる阿吽(あうん)とは、インドを発祥とするもので、
口を開けた阿(あ)から始まり、口を閉じた吽(うん)で終わる。
これを物事の始まりから終わりまでを意味する、といった捉え方をするそうです。
生命の始まりから終わりを示す、という意味合いもあるのかな?
まぁ、自分は浅い知識しか無いので、詳しい解説についてはググってみて下さいな。

鳥居を潜り、階段を登ると拝殿の建物が見えて来ます。
山間の狭い場所に建ってますが、その成りはなかなかに立派なもの。

でもって、建物の上部をよ〜く見てみると・・・

お分り頂けるだろうか?
八日見神社と書かれているのが見えます。
どうやら明治期には八日見神社と呼ばれていて、その後両神神社と名称が変わった様ですね。

こちらが参拝所。
でもって、奥の天井部をよく見てみると、、、

こちらにはしっかりと両神神社の文字が見えますね。

拝殿前から撮影。
元々が山岳信仰の場所なだけに、登山者が無事を祈って訪れるケースが多いそうです。
また、両神神社はこの里宮の他、先述した山頂部の本社ともう一箇所、奥宮があります。
そちらの方も、いずれ訪れてみたいと思います。

さて、無事目的が果たせました。
ここで本日はもう一箇所、訪れてみたい場所があります。
そちらに向かいましょう!

やって来たのはこちら。
寄居町風布にある、姥宮神社(とめみやじんじゃ)です。
狭い道にあるので、少々分りにくいかもしれません。
ナビを設定するならば、手前の日本の里 風布館にすると良いでしょう。

舗装路のすぐ脇に鳥居。
小さな神社で、駐車場も特に見当たらず。
鳥居前のスペースに停めさせてもらいました。

鳥居を潜り、階段を登ると、、、
さあ皆さん、よ〜く見て下さい!

な、、、何と!カエル!!!

狛犬が居るべき場所に、カエル様が鎮座なさっておられる!!

そう、この姥宮神社のお使いはヒキガエルなんですねぇ。
この神社の存在はTwitterで知ったのですが、まぁびっくりですよ。
先刻のオオカミ信仰も全国的に見ればめずらしいですが、よもやのカエル様!

横からのアングル。
このどっしりとした体つきが何とも素晴らしい!

こちらのカエル様もまためずらしい造形でして、背中を良く見ると、、、

背中に子ガエルが乗っかってる!ヽ(゚∀゚)ノ
子ガエルの造形もしっかりしています。

正面から。
天を仰ぐ様な姿勢が特徴的。

何故カエルなのかを調べてみました。
風布の地域では、ヒキガエルをおおとめひきと呼ぶ事もあったそうで、
社名のとめみやと名称が似ていることから、カエルを神の使いとされているとの事です。

こちらが拝殿。
当社の御祭神は石凝姥命(いしこりどめのみこと)で、鋳物や加工の神との事です。
ん〜、要するに、鍛冶屋の神って感じでしょうか?

こちらは神楽殿。

その脇には御神木の富発の杉。

かなりご立派な杉の巨木です。

そしてこちら、神社のもう一つの特徴!
胎内くぐりと呼ばれる岩穴があるとの事です。
行ってみましょう!

これか!!
この穴を潜ると蕁麻疹を防ぐとの伝えがあるそうです。

だがしかし、、、

せっま!!(;´Д`)

小さな子供がギリギリ通れるかってくらいか!?
ネタで潜ってみようと思っていたのだけど、無理に潜ろうとすれば、、、


すみませーーーん!

どなたか、引っ張ってもらえませんかあぁぁぁぁ!!


等という醜態を晒すことになりそうです(´・∀・`)

そんな感じで本日のツーリングは終了なり。
近場のまったりとしたツーリングもいいものですね(´ー`)

レポートを書いているのは4月7日。
桜のピークとなっており、いよいよ新緑シーズンが近づいて来ました。
今年はキャンプ復帰を予定しており、現在テントを新調する為の選定中であります。
野草探しなんかも始めたいし、今年も時間の許す限りアクティブに動きたいと思います!