11月も最後となるこの日。
晩秋の山間を見ておこうと思い立ち、群馬の南牧村を訪れました。
やっぱ、1回くらいは紅葉ツーに出ておきたいものね(・∀・)

ふと思い起こしてみると、純粋にツーリングを楽しむのって6月以来なんだよね。
今年後半は山歩きやキャンプの移動手段としてのツーリングが多かった。
そういった意味でも今回は楽しみだったりするんだよね(´ー`)

ではでは、レポート開始です!

まずは県道93号線の蝉の渓谷へやって来ました。
気温は7度でそこそこ寒い。

しかし、それよりもだ!
登山装備もキャンプ装備も無いツーリングの身軽さよ!!
なんか解き放たれた気分だわ!(・∀・)

そうそう、今回はニューアイテム、電熱ベストを着用して来ました。
アウトドアを楽しむ人には、もはやおなじみのアイテムですね!
自分が購入したのはvinmoriというブランドの製品です。
給電はポケットから伸びるUSBケーブルに、市販のモバイルバッテリーを接続するタイプ。
胸のボタンで背中側とおなか側別々に温度調節が出来ます。
使用した感想ですが、まぁまぁ暖かくなってくれますね。
自分は山間部に行くことが多いので、今後は秋〜冬ツーで重宝しそうです(・∀・)

眼下を流れるのは南牧川です。
川の侵食で形成された景観が、なんとも見事ですねぇ!

蝉橋を正面に捉える。
脇にあるのは東屋と公衆トイレです。

東屋の脇から遊歩道を歩いてみましょう。
この辺りはまだ紅葉が残っていてくれました!

後で地元の人に聞いたところ、一週間早かったらもっと綺麗だったよ!との事でした。
まぁ、これでも十分ですよ( ´ ▽ ` )

芭蕉橋を渡ります。
蝉の渓谷は奥の細道に所縁のある場所の様です。

芭蕉橋から南牧川を撮影。

青みがかった様に見える水面がまた綺麗です!

次にやって来たのは、県道201号線の終点、線ヶ滝入口です。

ここは荒船山/立岩の登山口になっています。
写真にある車は皆、登山利用者の様ですね。

登山口に車両を停めて県道を少し戻ると、線ヶ滝入口と東屋があります。
こちらの東屋前の路肩も広くなっていて、数台なら駐車する事が出来ます。

南牧村には大小20以上の滝があり、滝の里とも呼ばれているそうです。
この線ヶ滝を含む三段の滝、象ヶ滝は特に、南牧村の三名瀑とされています。
今回はこの三名瀑を巡ってみようかなと計画してみました。

なお、滝巡りをやってみたい人は、南牧村公式サイトにガイドがあります。
覗いてみると良いでしょう!( ´ ▽ ` )ノ
南牧村観光パンフレット

風に揺れるススキ達。
年末を感じるねぇ(´ー`)

東屋の脇から遊歩道に入ります。
山道となるので、歩きやすい靴で向かいましょう!

ややっ!
なんと、台風の影響で近づけないだとぉ!?

『線ヶ滝守り観音』とされた仏像が立ってました。
一礼していきます。

滝までの行程はとても短いです。
入口からすぐ、もう滝が見えてます。

滝口をズームで撮影。
水源はどの辺りになるのだろう?

滝の手前で螺旋階段があります。
かなり狭いので慎重に降りますよ(`・ω・´)

んが、、、
階段を降りて行くと梯子があるのだけど、キケンと書かれていたので梯子止まりとしました。

落差は35mの直瀑。
見応えは十分!ヽ(・∀・)ノ

滝壺の淵をズームで撮影。
近付けないのが残念だけど、これでも満足度は高いですね。

さて、次に先程触れた三名瀑、三段の滝へ向かおうと思っていたのだけど、、、
線ヶ滝へ向かう途中、気になるものを目にしていたのだ。

その気になるものとは、、、

県道201号線の途中にある、この場所!!

場所:群馬県甘楽郡南牧村大字星尾1162


星尾温泉とある!!

んん!!?
こんなところに温泉なんてあったっけ?
自分はいつもマップルやウェブで行程を調べてから現地へ向かうのだけど、
この付近に温泉マークは無かったはず!
地図製作者の記載漏れか??

駐車場と思われる場所にバイクを停めて頭上を見上げる。
あれが温泉施設かな?

レストラン せせらぎの看板もあった。
温泉併設のお食事処ってところか。

ここが入口らしい。
と言うか、思いっきり民家じゃんw

引き戸を開けると若者が「いらっしゃいませ!」とお出迎え。
私は思わず、「ここ、温泉、、、ですか?」と尋ねてみると、
若者「温泉です!」
と返答が来た。
でもって、お話しを聞いて理解しましたよ。

この星尾集落には、その昔共同浴場があったとの事。
その共同浴場を、南牧村の活性化の為に復活させるプロジェクトが発足したのだとか!
そして、ボランティアの人達の手によって2018年9月、星尾温泉 木の葉石の湯として開業したと言う事です。

なるほどねぇ〜。
私の所有する2019年マップルに載って無い訳だ。
開業して一周年しか経ってないのだものね。

さて、そこまで分かったら入浴しない手はあるまい!
早速料金を支払って屋内へ。
入浴料は800円という、日帰り温泉にしては強気の値段設定ですね。
しかし、その経緯は理解出来たので、800円は惜しく無い。
南牧村活性の為に払おうじゃないか(・∀・)

受付から入ると、レストランせせらぎのスペースがあります。
その奥の暖簾の向こうが温泉施設だ。
見て分かる通り、施設は古民家をリフォームして利用しているとの事。
おかげで暖かみのある内装となっています。

脱衣場です。

まぁ、なんともシンプルな事!
手作り感有り有りなんだけど!
私はこういうの大好物だわ(・∀・)

脱衣場の設備ですが、コインロッカーなんてものはありません。
貴重品が心配なら、ジップロックにでも入れて入浴するのが宜しいかと。
最も、こんなクッソ山奥でその心配が必要かは分かりませんがw

壁に小さな鏡と、ドライヤー。
床にはストーブと体重計。

浴室です。

数人が入ればいっぱいかな。
カランは3口(2口だったっけ?)。
壁面に鏡無し。
シャワーも無し。
こちらも実にシンプルな構成。

んで、そのお湯加減だが、、、

いいねぇ!(・∀・)

まぁ、私は温泉ソムリエじゃないのでウンチクは避けますが、
ほんのり茶色(赤み?)がかった色のカルシウム質の湯です。
湯温は適温で快適。
窓の外の景色もGoodだ!

私の入浴時にはもう一人、ご年配の方がいらしてました。
どうやら常連さんらしく、良く通われているそうです。
でもって、そのおっちゃんと温泉トークで盛り上がり!!
結構長い時間入浴してましたわ(*´∀`*)

風呂から上がり、さてどうしようかと。
この時は既に、三名瀑巡りはどうでも良くなってるしw
なので急ぐつもりもない。
と言うことで、せっかくなのでレストランせせらぎで食事でもしていきますか!

食事メニューの一部。
ふむ、せせらぎ定食でも頂きますかね。

おやっ!
ドリンクメニューには酒類があるぞ!?
いや、日帰りじゃ無理じゃんよ!!(´・ω・`)

んで、出て来たせせらぎ定食がこちら。
肉類無しの野菜で構成された素朴な献立。

さて、そのお味の方だけど、、、

これまた、いいねぇ!(・∀・)

いや、こいつは予想以上に良かった!
特に左上の青菜のお造りと里芋。
こいつの味付けが絶品だ!!
普段リーマン生活で食ってる弁当とは次元の違う旨さだった!
あくまで私個人の主観であると断っておくけど、正直これはイケると思う。
ご飯のおかわりも出来るので頼んでしまった。

んが!!!!
まぁ、せっかくなので正直に書かせてもらおうかな。

里芋の完成度だけど、ムラがありました。
柔らかく美味しい個体もあったけど、少々硬く、ん〜?ってのもあった。
これについては、精進頂ければと願いたい。
ただ、味付けはホントに美味しく出来ていたので、まぁ文句ないっす!

館内にあったお知らせ。

現在日帰り温泉として営業している星尾温泉だけど、宿泊出来るように改装中なのだとか!
これはナイスじゃないだろうか?
先程のメニューに酒類があると書かれていたが、宿泊出来たら遠慮なく飲めるじゃないか!
こいつには期待してみようと思う。

温泉と食事を堪能した後、外へ。
眼前に見えるのは西上州の山だろうか?

施設の前には川が流れる。

この星尾温泉は偶然通りかかったものではあるけど、良い発見をしたと思う。
周辺には荒船山の登山口や多数の滝、そして蝉の渓谷がある。
それらの帰りに星尾温泉でひとっ風呂ってのはナイスな選択だ。
そして来年には宿泊も出来ると言う。
登山帰りに温泉に入り、酒を飲みながら山々の夕暮れを眺めて夜を迎える。
かなり満足度が高いのではないだろうか。

南牧村の奥部にひっそりと佇む星尾温泉。
私もまた、ツーリングと登山で再訪しようと思う。

さて、時刻は既に16時に近い。
最後に1箇所、立ち寄りたいところがある。
それがここ!

県道93号線の信濃屋嘉助だ!
和菓子屋さんなのだけど、ちょいと気になる情報を得ていんだよね。

購入して来たものがこちら。
右端の黒いものがその気になるブツだ!
お炭つきまんじゅうという商品。
まさに炭色のコイツ、なんと中にチーズが入っていると言うのだ!

でもって中身を割るとこんな感じ。
中の餡はこし餡だ。
写真では分かりにくいけど、チーズブロックが入っているのが分かる。
生地に炭が練りこまれているらしいのだが、炭そのものには味が無い。
しかしチーズと餡の組み合わせが、意外にもイケるのだ(・∀・)
こいつはなかなかのアイデア商品じゃないかな。
近場に来たら、またリピートしたいと思う。

帰路は下仁田に抜けて関越自動車道から帰宅。
冒頭でも書いた電熱ジャケットだけど、夜の高速でもしっかり仕事してくれました(・∀・)
これが厳冬期ではどうか?チェックしてみたいと思う。