群馬県の神流町には、七滝と称される滝がある。

入沢の滝
不動の滝
早滝
小豆の滝
白水の滝
九十の滝(くじゅうのたき)
逢瀬の滝(おうぜのたき)
の七つです。

この内、早滝は2022年のキャンツーで訪れました。
他の滝もいつか行ってみたい!と思っていたんだよね。

そして新緑の時期を迎えた5月。
気温も良い時期なので、このタイミングで訪れてみよう!って事で計画してみました。
もっとも、全部を1日で回るつもりはなく、いくつかピックアップして巡る事にしました。

5月4日。
天気予報は晴れ・・・なのだが、上野村周辺で一時雨らしい(´・ω・`)
とりあえずレインウェアを用意して出発!

まず訪れたのはこちら、九十の滝です。
国道299号線に入口分岐があります。

入口に道標があります。
ここは諏訪山(すわやま)への登山口にもなっている様です。

では、滝へ向かいましょう!
車両で向かうか迷ったのだけれど、、、
入口から覗く急勾配と路面状態を見て、徒歩で向かう事にしました。
とりあえず、入口付近の路肩をお借りして出発!

お分かり頂けるだろうか?
なかなかに酷い状態で、濡れ落ち葉がビッシリ!
大小の枝もそこら中に転がってました。
勾配も結構なものだったので、少なくともビッグバイクでは来ない方が良さそうです。

約10分程で階段が見えて来ました。

どうやらこちらが正規の駐車場みたいですね。
CRFならここ迄来ても良かったかな(・ω・)

脇には砂防堰堤。

猪平第二ダムらしい。

ぐはあっ!
立ち入り禁止かあい!ヽ(;´Д`)ノ

いや、実は禁止のロープが張られている情報は仕入れていたんだよね。
ただ、だいぶ前の情報だったし、公式にも特に明記されていなかった。
なので、現在どうなっているのか確かめたく思い、来てみた次第であります。
結果的に、ダメなのね(´・ω・`)

と言うかさ、
七滝は神流町公式ウェブサイトにも掲載されている訳だし、情報は更新して欲しいわ。
んでは、気を取り直して次に行きましょう!

お次にやって来たのはこちら。

逢瀬の滝です。

んが、、、
これ、どこから見れば良いの??
看板はあるものの、肝心の降り口が見当たらない!
ひょっとして降りられないのか?
よ〜く見ると、国道脇の木々の隙間から滝らしきものが見えた。
しかし、木々に遮られてほとんど見えない(;´Д`)

これが逢瀬の滝なん?
夏だったら枝葉に隠れて完全アウトじゃないかい?
どこから見るのが正解なのやら・・・

やれやれ、出だし2連発で肩透かしを喰らいましたよ(´・ω・`)

次に行く前に、ふと気になった脇道を発見。
逢瀬の滝手前に林道分岐がありました。

林道ヤノタワ線と言うらしい。

ちょいと覗いてみました。
どうやらダート林道の様です。

良い感じの砂防ダムがありました。

通行止めの看板は立っていないので入れそうですね。
まぁ、本日は歩きが目的でオフロードブーツも履いてないし、深入りは止めておきましょう。

お次は白水の滝に到着。
そこそこ広い駐車場がありますが、周辺は叶山鉱山の関係地らしいのでご留意を。

立ち入り禁止の隧道がありました。
シャターに描かれたイラストが素晴らしい!!(・∀・)

駐車場の反対側に滝への入口があります。

おぉ、これは良いですねぇ(・∀・)

白水の滝は落差は20m程あるらしい。
伏流瀑というものらしく、糸の様に流れる様相がとても美しい!

滝の奥には砂防堰堤がありました。
ちょいと行ってみましょう。

こちらもなかなかに良い雰囲気!

こちらはスリット式じゃないかい(・∀・)
これも良いねぇ〜!
白水の滝、楽しませて頂きました。

白水の滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ

道の駅万葉の里で小休止。

流石のGW!
いや〜、人多いっすねぇ。。。
施設内のお食事処は満席でした。

ソフトクリームを頂きます(・∀・)

吊り橋も大賑わい。
渡った事無いんだよねぇ。

お次!
道の駅の目と鼻の先にある、不動の滝へやって来ました。
駐車場は無いので、道の駅に車両を置いて来ました。

入口は明瞭で分かり易いです。

悪くは無いのだけれど、、、
ちょいと整備され過ぎてて、野趣は薄め(´・∀・`)

こちらは下段の滝。
落差は5mくらいかな?

下段を横目に階段を登ります。

階段を登り切ると上段の滝へ。
こちらは10mちょい位ありそうですね。
そこそこ良い感じ。

う〜ん、
しかし、なんとなく余り心に響くものは感じなかったかなぁ(´・ω・`)
悪くは無いのだけれどねぇ。。。

おや?
戻る際に脇に階段を見つけました。

ちょいとだけ登ってみたのだけれど、どこに続いてるのだろう?
地図を開いてみたけれど、特に明記されてないし、公式ウェブサイトにも特に記述無し。
まぁ、ただの山道だろうと思って、この時はスルーしてしまった。

帰宅後に改めて調べてみたら、どうやらこちらを登った先に更に上部の滝があったらしい!!
ぐは!3段あったんかい!!(;´Д`)
つーか、そのくらい公式に書いておくれよ!!
いずれかの機会に再訪してみようと思う。

不動の滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ

道の駅に戻り、おやつを食べながら次の準備をします。
ふと空を見上げると怪しい雲が。。。

事前の予報だと、昼過ぎ〜夕方頃に降水確率40%となっていたんだよね。
この時は13:50。
余りゆっくりは出来ないかな。

さて、次はどこにしようかな。
早滝を除けば、残りは入沢の滝と小豆の滝です。
流石に両方行くだけの時間は無いので、距離の近い入沢の滝へ向かう事にしました。

国道462号線を進み、柏木の写真の分岐へ。

林道不動沢線の看板が立ってました。
ここから林道へ入ります。

舗装林道を登って行くと、写真の分岐へ出ます。

分岐を右はスーパー林道方面、
左は入沢の滝です。

おや、道平線??
下の入口には不動沢線となっていたのだけれど、、、
名称が途中で変わったんかい?

んでは、入沢の滝へ向かいましょう!
分岐からすぐ、ダートとなります。
名称の看板は見当たらなかったけれど、こちらも林道なのかな?
雰囲気は良い感じですね。

幾分か走ると、少し開けたスペースがありました。
ちょいと止めて水分休憩。
と、ここで奥からハイカーが降りて来ました。

ハイカーさん「何処まで行くの?」
私「入沢の滝まで行く予定です!」
ハイカーさん「この先はかなり道が荒れてるから、バイクで行かない方がいいよ。」

えぇっ!
マジですかい!?
実は、入沢の滝は事前情報が少なくて、余り現地迄の情報が得られていなかったんだよね。
ダートなのは分かっていたものの、路面状態は不明でした。
なるほどぉ、荒れてるのかい(´・ω・`)

少し悩んだ結果、この路肩に車両を置いて、ここから先は徒歩で向かう事にしました。
下手に悪路に突っ込んで怪我したくもないしね。

と言う事で、歩きで現地へ向かいます。

この入沢の滝は、山と高原地図にしっかりルートが記載されているんだよね。
国道側から滝までは、徒歩で片道1時間と書かれてました。
先程のハイカーさんも、恐らく国道から登って来たのだろうね。
往復で約2時間程度かぁ。
入沢の滝を見るのにその時間をかけて行く魅力があるのだろうか?
それを確かめてみるとしましょう!

次第に勾配を上げて行きます。

なるほど、、、
確かに路面が荒れて来ましたね。

落石が多く、小規模ながら洗堀も散見されました。

ただ、オフ車なら通行出来そうなレベルですね。

荒れた舗装が出て来ました。
写真では分かり難いですが、路面状態は悪く斜度もあります。

脇を流れる入沢川。
かなり良い感じ(・∀・)

砂防堰堤と名も無き滝。
こちらも良い雰囲気(・∀・)

この切り通しも美しい(*´ω`*)
道の魅力としてはレベル高し!

分岐に出ました。

左が投げ石峠方面、
右が入沢の滝です。

んん?
ここから投げ石峠に行けるのか?
しかもダート林道。。。
投げ石峠の林道分岐って言うと、東御荷鉾線しか思い当たらないのだけれど、違うよね?

投げ石峠方面を覗いてみると、、、通行止めだ!!
いったい、何処に続いているのだろう?

ひょっとして、ここか!?

まぁ、とりあえず滝へ向かうとしましょう!
分岐点には、御瀧不動尊入口とありました。

分岐から先は、いかにも参道といった趣で、ガラリと雰囲気が変わりました。

いやしかし、、、
この勾配結構キッツイぞ!(;´Д`)
あっと言う間に汗が吹き出して来た!

約7分程登ると、舗装が途切れました。
到着したか!?

見えた!
入沢の滝だ!!(・∀・)

手前の平場には建物の跡が。
調べてみると、去年、この場所にあった御堂が火災により消失したらしい。

火災?
この山奥で火災って・・・。
ひょっとして不審火か、アホが焚き火して燃え移ったのか・・・?

入沢の滝の全景。
落差は40mの直瀑!
ここから見るだけで、その迫力が伝わって来ます。

ズームで撮影。
滝の脇に手すりが見えます。
そう、この入沢の滝は、いわゆる裏見の滝なのだ!
行ってみましょう〜!

平場から先、階段が続いてます。

おぉ〜、この木の形状もまた、素晴らしいぞ(*´ω`*)

階段を登ると、石塔群。

石塔の脇から滝を望む。
写真では全く迫力が伝わらないわ(´・ω・`)

それから、ここからだと地層の様子がとても良く見えますね。
美しい縞模様が、これまた素晴らしいのだ(・∀・)

岩壁の真下から見上げてみる。
頭上から雨の様に岩清水が降り注いで来た!
これもまた良き(*´ω`*)

そして、周辺はびっしりと苔の楽園が!!ヽ(゚∀゚)ノ

地面には苔の絨毯(*´Д`*)

正直言うと、この時点で満足度1000%ね。

では、手すりの先へ行きましょう!(・∀・)

足元が結構滑りやすかったので、手すりは持った方が良いです。

真横から滝を見る!!
もうね、「おぉ〜」とか「すげー」をひたすら連発してましたわ(・∀・)

滝の裏に来ると、御堂がありました。
剣が飾られてました。
これもタマラナイですよ(*´ω`*)

そして、裏から滝を見る!!
これまでも何度か裏見の滝は見て来ましたが、ここもまた素晴らしかった(*´ω`*)

滝口を撮影。

もうねぇ、滝好きにはタマラナイ場所ですよ。
しばらくの間、周辺を行ったり来たり、うろつきつつ写真撮りまくってました(・∀・)
入沢の滝、想像以上に魅力に溢れた場所でした。

大・満・足なり!ヽ(・∀・)ノ

入沢の滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ

頭上を見上げると、眩い新緑!(・∀・)

ただいま、CRF君!
いや〜、ホント素晴らしかったですねぇ。
これは確かに見に来る価値は十分あるわ。

でもって、滝へのアクセスについて個人的な感想を。
林道不動沢線の分岐からダートとなりますが、分岐からここ迄は荒れは少ないです。
オフロードバイクであれば問題無く来れますが、尖った落石も散見されました。
なので、普通車やオンロードバイクは避けた方が良いかもしれません。

ここから先の投げ石峠分岐の区間は、結構勾配がキツく、荒れが酷い箇所もありました。
ただ、普段ダートを走り慣れているオフローダーであれば余裕だと思います。
沢沿いの景観も良いので、滝を含めてお勧めしたい場所ですね(・∀・)

残りは一つ、小豆の滝!
こちらは前述した不動の滝の最上段と共に、改めて訪れたいと思います!

滝を後にして万葉の里でトイレ休憩や買い物をしてから、秩父へ。
久し振りに丸1日ツーの計画なので、急ぐ事はせずにのんびりと。

道の駅芦ヶ久保に着く頃にはすっかり陽が落ちました。
夜の芦ヶ久保って、いつ以来だろう?

せっかくなので、横瀬川脇のベンチでコーシーを飲みながらまったりと(*´ω`*)

改めて感じたのだけれど、夜の芦ヶ久保って、昼間とかなり趣が変わりますねぇ。
喧騒の無い、静かなベンチ。
横瀬川からはカジカガエルの美しい合唱が鳴り響いてました。
正直、酒を飲みながら過ごしたいなぁとしみじみ感じましたね。

では、また〜ヽ(・∀・)ノ

本日の戦利品〜
やっぱ、猪豚は外せないよね(・∀・)
美味しゅうございました!