埼玉・雁坂峠縦走〜その2〜からの続き

雁峠から古礼山、水晶山を経て雁坂峠にやって来ました。
雁坂小屋に一泊した私は、当初甲武信ヶ岳へ縦走する予定でした。
しかし、小屋での『飲食研修』の楽しさにハマり、甲武信ヶ岳を中止!
翌日はのんびり下山することに決めました(´∀`)
まぁ、いいさ。甲武信ヶ岳はまた今度の楽しみにとっておきましょう。

では、雁坂峠レポ、最終回の開始です(・∀・)ノ

4:30。
起床。

もう少し寝ていようと思っていたのだけど、窓の外が少し明るくなっていた。
これはイケナイ!寝てる場合じゃ無いぞぉ!
まだ寝てる人も居るので、そっと起き出し、外へ出る。

その途端、冷たい空気と強風の洗礼を受けた。
「さむ!凄い風だ!」
思わず口に出してしまった。
温度計を見ると4度!
それに加えて何だこの風は!!!?
強風に煽られて周囲の木々がなびいている。
そんな寒さを我慢して景色に目をやってみる。。。

そこには、朝焼けに浮かび上がる山々の稜線があった!!

小屋から少し登ったところに、日の出スポットがあります。
暗がりの中に小屋の小さな明かりが見えました。

とても美しい光景です。。。
この景色を見るだけでも、泊まる価値があるんじゃないかと思います。

ビュースポットからの夜明けの様子です( ´ ▽ ` )ノ

徐々に明るさが増してきました。
震える程寒い中、日の出スポットに立ち尽くす私。
スタッフさんや同宿の人達も同じ様に立っているw

いや〜正直、10月の山の朝を嘗めてましたね。
この時の自分は秋装備にちょっと寒さ対策した程度です。
しかし周りの人達は完全な冬用の防寒着だ。
気温が低いだけならまだしも、こうも風が強くてはシャレになってない(;´Д`)
せめてニット帽くらいは持ってくるべきだった。。。
一つ勉強になりましたよ。

おぉ、いよいよ日の出か!?

本当なら動画で日の出の様子を撮影しようと思ったのだけど、
カメラを構えてじっとしていられる様な状況じゃなかったので(´・∀・`)

おはようございま〜すヽ(・∀・)ノ
ご来光ゲットだぜっ

小屋の青い屋根も見え始めた。

朝日を浴びて木々や小屋が輝いている!
私は未だかつて、ここまで美しいお便所様を見たことが無い!!!

7:15。
準備を整え、しばらくおしゃべりをした後、出発することにしました。
さらば雁坂小屋!楽しい夜を有難うございました!
次に訪れる機会があったら、私も気の利いた一品を用意して来ようかな( ´ ▽ ` )

朝日の差し込む登山道。雁坂峠に向けて登って行く。

苔達もキラキラと輝いている!

7:30。
雁坂峠到着。
昨日は霞んで見えなかった富士山のシルエットも見えている!!ヽ(・∀・)ノ

昨日登ってきた方向を振り返ってみる。

こちらは雁坂嶺の方向だ。
雁坂嶺に寄ってもいいのだけど、大して面白みのある景色が見れる訳でもないのでスルーに決定w。
甲武信ヶ岳に行く機会があったら、改めて寄ってみたいと思います。

7:38。
みとみへ向けて下山を開始します!
写真のベンチの脇から降り始めます。

絶景を眼前に捉えながら、つづら折れの急勾配を下って行く!
みとみルートは雁峠経由よりも短いものの、急登が続くのが特徴ですね。

標高が低くなるにつれて、下生えの笹がうるさくなってきます。

ちょっと待てぇっ!
こりゃひど過ぎだろ!!!

写真では分かり辛いのだけど、膝近くまで隈笹に覆われてしまっている!
足元が隠れて見えない箇所もあり、めっさ歩きにくいヽ(;´Д`)ノ
何度かコケそうになってしまいました。。。

山向こうを見ると、正面に富士山が(・∀・)

笹が大分落ち着いてきました。
歩きやすくなって来ましたよ(´ー`)

おぉっと!何だこれは!?
豪快に裂けた大木がありました。
これは雪の重みで裂けたのか、落雷の影響でしょうか??

8:40。
井戸ノ沢に出ました。


この16日、同じく峠からみとみ方面へ下った登山者が怪我をしたという情報がありました。
井戸ノ沢辺りで捻挫したらしく、動けなくなり、救急ヘリで搬送されたとの事です。

井戸ノ沢周辺は難所という程ではありませんが、
油断をすると、どんな場面でも怪我の可能性があるのだと改めて感じました。
気を引き締めたいと思います。

沢を渡渉して対岸の道へ渡ります。

斜面をトラバースしていきます。

ガレた箇所がありました。
コケない様に注意しましょう!

落ち着いた道に出ました。
木々の緑と地面に落ちる影が美しい(´ー`)

谷側に入り、グッと周囲が暗くなりました。

地面に設置された道標がありました。
『広瀬ー雁坂峠』とあります。
広瀬方面に向かいます。

踏み跡とリボンを追って行けば、迷うことは無いと思います。

何かの入れ物や瓶の残骸がありました。
かつての林業の作業者のものでしょうか?

登山道の左側は沢が流れてます。
地図を確認してみると、峠沢という名称の様ですね。

ロープの張られた岩場を下ります。
慎重に行きますよ〜!

河原に降りてきました。

丸太橋を渡ります。

沢沿いを歩きます。

再び山道へ。

ザレ場がありました。
滑りやすいので注意しますよ!

おっと、これは面白い!
斜面を流れる滝状の沢がありました。
ロープが渡してありますよ(・∀・)ノ

けっこう水量があります。
ここも油断すると滝の下流方向へ転落の危険もありそうです。
ロープを掴んで渡渉しましょう。

対岸へ渡り、軽い岩場を登ります。

その後は落ち着いた道が続きます。

次第に降り始めました。
そろそろ終わりが近づいてきたか!

眼下に舗装路が見えたぞ!

10:05。
沓切沢橋(くつきりさわばし)に到着!

『亀田林業』の刻印がありました。

長い林道歩きの開始です。

雁坂トンネルが見えてきました!
ん〜、なかなかお目にかからないアングルですな(・∀・)

振り返ってみる。
楽しかったぜ、雁坂峠!!

料金所の正面を通過します。

分岐箇所で地面に『カリサカ』の文字がありました。

舗装路を直進していくと、道標がありました。

正面には『雁坂峠ー広瀬』の道標

脇には道の駅『みとみ』へ続く道があります。

再び山道へ入ります。

案内板と道標がありました。

さすが、こちらの方が立派な作りですね。

ここは三叉路となっており、直進する道もありました。
ですが、ここは正面の坂を釣り堀方面へ降りていきます。
直進は何処に出るのでしょうね?

釣り堀から橋を渡り、舗装路を進みます。

ようやく出ました!国道140号線だ。

11:10。
登山道入り口に到着!

道路を渡り、道の駅へ。
ただいまCRF!( ´ ▽ ` )ノ

道の駅で昼食を食べ、のんびりと帰宅。
甲武信ヶ岳へ登らなかったのは少々心残りでしたが、その分別の楽しみがありました。
こういった予定変更もまた、旅の楽しみ方の一つだと思います(´ー`)
それでは、また〜( ´ ▽ ` )ノ