2018年5月12日
5月12日。
GWが終わり、新入社員の皆さんはそろそろ鬱期に入る頃合いでしょうか(´ー`)
そんな週末、私は山梨の西沢渓谷を訪れました。
西沢渓谷。
もはや何の説明も要らないであろう、関東屈指と言える渓谷美を誇る景勝地ですね!
秩父多摩甲斐国立公園の一角に位置し、周辺は甲武信ヶ岳、国師ヶ岳といった名山に囲まれております。
人が多過ぎるというイメージもあったので、これまで敬遠しておりましたが、
新緑の良い時期、思い立って向かってみました。
では、レポート開始です!
秩父市側から雁坂トンネルを通過して渓谷の駐車場へ。
トンネルを出てすぐ、国道140号線沿いに分岐の案内板が出ているので、分かり易いと思います。
到着したのは8:15頃ですが、既に沢山の車が停まってました。
甲武信ヶ岳への登山口もある為、早朝利用が多いのでしょうね。
準備を整えて遊歩道の入り口へ。
一周約10kmとの事です。
なかなかのボリュームですね!
遊歩道の脇には鶏冠山東林道の杭がありました。
ちなみに、鶏冠山という山は、山梨県には2つあるんですね。
ひとつは山梨市にある鶏冠山(とさかやま)で、西沢渓谷の途中からアプローチ出来ます。
ただし、こちらは一般的な登山道は無く、上級者向けとなっている様です。
もうひとつは甲州市にある鶏冠山(けいかんざん)です。
こちらは国道411号線の柳沢峠に登山口があります。
車両通行止めのゲートです。
ゲート脇から内部へ入ります。
まずは舗装路歩きです。
ロングコースとなりますので、この辺りで足慣らしをしておきましょう!(・∀・)
西沢渓谷は植生も豊富です。
こちらはウラジロウツギ。
ヤマブキです。
なれい沢橋を渡ります。
木々の向こうに垣間見えるのはなれいの滝です。
傍らにはヤマツツジ。
立派なトイレがありました。
ここは周回コースの起点となっており、写真正面が渓谷道入り口となります。
その後、西沢軌道跡を経て写真左脇の林道から戻って来ます。
西沢渓谷はすれ違いが困難な場所が多い為、基本的に一方通行がルールとなっております。
あくまで原則としてではありますが、
公式ガイドマップでも明記されております。
この日、それを知らずか逆回りのパーティが数組居ましたが、
シーズンのこの週末、狭路の通過待ちで立ち往生してました。
というかなぁ、その程度の事くらい、事前に把握して来いよ、と思います。
他の人に迷惑かかる様な、身勝手な行為はやめましょう!(`・ω・´)
さて、それでは渓谷道へ入って行きましょう!
トイレから先は未舗装路となります。
歩き始めて間もなく、甲武信ヶ岳への登山道分岐があります。
右の分岐に入ると、近丸新道から戸渡尾根を経由して甲武信ヶ岳へ至ります。
遊歩道の脇には穏やかな渓流の流れ。
『ヌク沢』と記された橋がありました。
橋の脇には橋脚跡が立ってました。
この橋脚は採石用トロッコの森林軌道跡の様です。
西沢山荘が見えて来ました。
山荘脇には甲武信ヶ岳登山道の、徳ちゃん新道への分岐があります。
現在は先程の近丸新道より、こちらの徳ちゃん新道が主に使われている様です。
自分もいずれこの徳ちゃん新道から甲武信ヶ岳へ登ってみたいと思っております。
西沢山荘は現在営業しておりません。
交通アクセスの良い場所柄、需要が低かったのかもしれませんね。
山荘前から渓谷へ向かいます。
いよいよ山道となります。
ここからは狭路の崖沿いの道です。
二俣吊橋を渡ります。
橋の上からは、迫力のある堰堤と、その向こうには鶏冠山。
最初のビュースポットですヽ(・∀・)ノ
橋を渡ると、東沢渓谷への分岐があります。
東沢渓谷及び鶏冠山は、完全に上級者向けとなっております。
自分にはとても無理なコースですね(´・∀・`)
道はブナ林の登りとなります。
展望台がありました。
木々の間から大久保の滝が見えます。
展望台を過ぎると、次第に渓谷へ下る行程となります。
三重の滝と滝見台の案内板。
この辺りから、西沢渓谷の見所が始まります!
これが三重の滝かな?
かなり適当なアングルになってしまいました(´・ω・`)
猛烈に美しい、コバルトブルーの水面!
渓谷沿いに入ると、結構ワイルドな道に変化します。
鎖の手すりが随所に設けられており、足元も岩や泥濘が多くなります。
荒々しい迫力のある渓相ですヽ(・∀・)ノ
景観はホントに素晴らしいのですが、とにかく歩きにくい!
転倒しない様に気をつけましょう!
フグ岩の案内板。
これでしょうかね。
確かにフグっぽい?
お次は人面洞。
ん〜、、、人面?
今ひとつ分からず(・ω・)
先日訪れた南天山の鎌倉沢も良かったけど、西沢渓谷の規模のデカさは半端ないですねぇ。
ただ、、、ホント人が多かったです。
写真では人の波が途切れたタイミングで撮影しておりますが、
撮影で足を止めると、すぐに後続グループに追いつかれてしまいます。
お次は竜神の滝。
こちらもとても綺麗ですが、名前の由来は何でしょうね?
鎖や足元の岩が濡れている箇所も少なくありません。
慎重に行きましょう!
シャクナゲだ!(・∀・)
恋糸の滝。
木々の向こうに見えるアレがそうかな?
渓谷沿いだけあって、苔類も非常に豊富!ヽ(・∀・)ノ
苔好きにはたまらない場所ですよ!
展望台と貞泉の滝。
おぉ、素晴らしい!
このビューポイントのアングルが最高!
荒々しい渓相と、岩壁にへばりつく様に設けられた道。
よくもまぁ、こんなところに道を作ったものです。。。
母胎渕の案内板。
えぐれた様な形状がお見事!
なるほど、『母胎』とは良く言ったものです。
母胎渕の様子です( ´ ▽ ` )ノ
所々に広い場所がありました。
大小の岩が椅子替わりとなっており、休憩に丁度良いです(´ー`)
西沢渓谷は原生林も見事です!
岩の上を伝って水を越えるところもありました。
変化が多彩で、本当に楽しい行程です!
山肌を流れ落ちる、名も無き小さな滝。
岩から生えた植物を、ローアングルで撮影してみました。
淡い緑の葉がとても美しい!(・∀・)
カエル岩の案内板。
これかな?
うん、なんとなくそれっぽい!
方杖橋を渡ります。
方杖橋の上から奥を眺めてみると、、、
その向こうには、滝のお釜が垣間見えた!
橋を渡り、岩場の緩い勾配を登ります。
ついに来た!
西沢渓谷のハイライト、七ツ釜五段の滝だ!
滝見橋を渡ります。
おおっ、すげぇ!!ヽ(゚∀゚)ノ
なんと見事な滝なんだ!!
急勾配を更に登って行く!
五段に落ちる壮大な滝と、コバルトブルーの滝壺!
どんな経緯で、こういった造形になったのだろう!?
本当に凄い迫力!
自然ってスゲーッって感じる場所です!
七ツ釜五段の滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ
水辺に降りる分岐がありました。
ちょいと降りてみましょう!
若干危うい斜面を降り、水辺へ。
うん、なかなかイイ感じの場所ですね!
見渡してみると、結構降りている人がいました。
お弁当広げたり、思い思いに沢の景色を楽しんでます(・∀・)
では、登山道に復帰しましょう!
不動の滝の案内板。
こちらもまた、美しい滝です。
シャクナゲの群生を脇に見ながら、終点へ向かいます。
西沢渓谷の終点に到着!
ここには休憩所とトイレがありました。
大勢の人達が休憩しております。
さて、西沢渓谷はここで終点となりますが、
折り返しで森林軌道のレール跡を辿るコースが待っております。
小休止後、軌道跡に出発!
次回『山梨・三塩軌道跡を歩く』へ続く!