2018年5月12日
					山梨・西沢渓谷を訪ねる の続き
					
					西沢渓谷の終点までやって来ました。
					今回は復路となる森林軌道跡から、遊歩道入り口を目指して行きます!
					
					では出発!
					
					
					終点のトイレの脇から奥を覗いてみましょう。
					奥には登山道看板や軌道跡が見えます。
					
					
					黒金山登山口です。
					ここから山頂までは、3時間位かかりそうです。
					
					
					登山口の先はロープで通行止めとなってます。
					この通行止めの先ですが、写真でお判り頂ける通り、軌道跡が続いてます。
					ここからは廃道となっているのですが、廃道系ブログで内部のレポートがアップロードされております。
					さすがに単独行でこの先に行くつもりは無いので、スルーしておきましょう。
					気になる方はネットを漁ってみて下さいませ( ´ ▽ ` )
					
					それでは、起点方面に向けて、軌道跡を歩い行きましょう!
					
					路面に残る廃レール。
					
					この軌道は正式名称は三塩軌道との事。
					木材搬出用の森林軌道で、昭和41年まで稼働を続けていたそうです。
					
					万丈橋(さわぐるみばし)を渡ります。
					これは枕木の跡でしょうかね。
					
					軌道跡は蛇行しながら続きます。
					休憩所は人が多かったものの、その先は大分まばらになりました。
					
					
					『五つ淵』の案内板です。
					ここから七ツ釜五段の滝を見下ろす事が出来るそうですが、、、
					
					ん〜、、、木々が多くて今ひとつか(´・∀・`)
					
					しゃくなげ橋です。
					橋の上部を見て下さいよ!
					シャクナゲがデザインされていて、素敵じゃないですか?(・∀・)
					
					
					おや?
					路面の雰囲気が変わりましたよ?
					白く、サラサラの砂地の様ですが。。。
					
					
					これは、、、硅石(けいせき)でしょうか?
					
					案内に書かれていた内容によると、かつては硅石を採掘・運搬していたとの事です。
					ガラスやセメントの原料になる様ですね。
					
					
					ん?
					また何か案内板とロープが見えましたよ。
					
					
					『ひこいっちゃんころばし』
					
					トロッコが現役だった当時、彦一さんという作業員がいたそうです。
					その彦一さんが、操作ミスで沢に転落してしまった事から、
					ひこいっちゃんころばしと呼ばれる様になったそうです。
					
					転落の事を、方言でころばりこんだと言うそうです。
					
					
					岩場の脇には通行止めのロープ。
					この先は何があるのでしょう?
					もしかして、彦一さんが転落したのは、このロープの向こう側とか??
					
					
					再び軌道跡。
					単調な道ですが、紅葉期はここも結構綺麗なんじゃないかなぁ(・∀・)
					
					
					今度は『いこりころばし』だ。
					
					猪虎狸(いこり)さんもまた、転落(ころばりこんだ)してしまった様です。
					いかに危険なところであったかが、窺い知れますね。
					
					しかし、なかなかにめずらしいお名前ですねぇ。
					
					おっ、展望台が見えて来ましたよ!
					
					鶏冠山と、その隣は木賊山(とくさやま)かな。
					木賊山も、甲武信ヶ岳に挑む祭に、縦走したいと思います。
					
					こちらは破風山(はぶさん)でしょうかね。
					
					ここは広々していて、ベンチも複数設置されてます。
					渓谷終点よりも、こちらの方が静かだし、眺めも良いですね!
					
					ふと思ったのですが、ちょっと面白いですよね。
					軌道跡って、一般的に見たらマニアックなスポットだと思います。
					それなのに、こんなに整備されていて、ベンチ付きの展望台まである。
					
					西沢渓谷って、やはり特別な観光地なんだろうなぁ、なんて感じましたね(´ー`)
					
					
					にしざわけいこく たのしいな
					
					
					はい。たっぷり楽しませてもらってます!( ´ ▽ ` )
					
					
					
					大久保沢を渡ります。
					このコースには複数の橋が架かってますが、デザインが色々あって実に面白いです!
					
					
					橋の下を流れる大久保沢。
					ここは軌道を施設する際、谷が深く難所だったそうです。
					
					
					一際目立つツガの巨木がありました。
					
					説明書きによると、西沢渓谷で最も巨大なものらしく、樹齢はおよそ400年だとか。
					400年前って、、、ここには一体どんな景色が広がっていたのでしょうか。
					
					
					やがて軌道跡が見えなくなりました。
					昔はこの辺りにもレールが続いていたのでしょうね。
					
					山ノ神の社が見えて来ました!
					
					小さいですが、立派な社です。
					一礼していきましょう。
					
					
					社から先、ふと山側を眺めて見る。
					
					なかなか迫力のある岩がそそり立ってました。
					
					
					また案内板です。
					今度は何でしょう?
					
					
					奥悪沢(おくわるさわ)とありますね。
					
					ここは軌道を施設する際、最も奥にある難所であった。
					その事から、奥悪沢と名付けられたとの事です。
					
					
					倒木(流木?)や大岩が斜面に転がっています。
					とても荒々しい様相ですが、これも困難だった当時の爪痕なのでしょうか?
					
					森林軌道の終点にやって来ました。
					
					傍の案内板には、中悪沢(なかわるさわ)とあります。
					先程の奥悪沢と、入り口付近にある口悪沢の間にある難所である事から、中悪沢と言うそうです。
					
					
					終点の前にはカワズ池。
					しかし水は干上がっている様でした。
					雨期にはどうなるのかな?
					
					右側を覗くと、トンネルがありましたが、、、
					
					通行止めとなっている様です。
					トンネルの名称は音取第一隧道となってます。
					
					向こう側が気になりますが、ここはスルーですね。
					
					では、道標に従ってバス停方面へ向かいましょう!
					
					軌道終点からバス停迄は、林道となってます。
					景色が良くて快適な道です!
					
					一般車両が入ってこれない事もあってか、非常に綺麗な林道ですね。
					右側に林道分岐が見えて来ました。
					
					『セラピーロード入り口』とあります。
					
					山梨市のウェブサイトを見てみたのですが、
					掻い摘んで言うと、森林セラピー用に指定された場所って事らしいですね。
					
					興味を惹かれますが、今回はスルーしておきましょう。
					
					ねとり大橋に出ました。
					橋の上から鶏冠山。
					
					おや?
					正面の谷間に何やら危うげな吊橋が見えましたが。。。
					
					地図で確認してみましたが、どうも廃吊橋っぽいかな?
					
					
					周回の起点に戻って来ました!
					トイレの脇に出ます。
					
					
					東屋の脇にある、林道標識の杭に着目してみましょう!
					
					乾徳山(北)林道とありますね。
					そう、今歩いて来たこの林道、乾徳山の北側に位置しているんですね〜。
					
					でもって、登山者ならばご存知の方はいらっしゃると思いますが、
					乾徳山の南側には、乾徳山(南)林道という林道があるんですね〜。
					
					この(南)林道には乾徳山への登山口があるのですが、
					林道系ブロガーのレポートによると、林道としてのクオリティも高い様です。
					と言う事で、この後で乾徳山(南)林道へ向かってみようと思います!
					
					ちなみに、乾徳山へは、レポートの冒頭で出て来た黒金山からも縦走する事が出来る様です。
					ですが、もし西沢渓谷スタートで、黒金山〜乾徳山縦走ってなると、
					かなりボリュームのある行程になりそうですね。。。
					
					
					遊歩道入り口にあるドライブイン不動小屋に来ました。
					ここでお蕎麦を食べていこうと思います。
					
					
					注文したのは、こちらの山菜そば。
					
					このお蕎麦、根昆布の天ぷらが入ってるんですよ。
					ちょっと面白くないですか?(・∀・)
					それほど味に変化は感じられませんでしたが、食感は少し独特なものがありましたね!
					
					
					13:00。
					駐車場に戻って来ました。
					
					さて、西沢渓谷レポートはこれにて終了ですが、
					先程書いた通り、これから乾徳山(南)林道へ向かってみたいと思います。
					
					
					え?
					この時間から乾徳山に登るのかって?
					いやいや、目的は林道走行ですから!
					
					
					次回『山梨・乾徳山(南)林道ツーリング』へ続く!