山梨・西沢渓谷を訪ねる の続き

西沢渓谷の終点までやって来ました。
今回は復路となる森林軌道跡から、遊歩道入り口を目指して行きます!

では出発!

終点のトイレの脇から奥を覗いてみましょう。
奥には登山道看板や軌道跡が見えます。

黒金山登山口です。
ここから山頂までは、3時間位かかりそうです。

登山口の先はロープで通行止めとなってます。
この通行止めの先ですが、写真でお判り頂ける通り、軌道跡が続いてます。
ここからは廃道となっているのですが、廃道系ブログで内部のレポートがアップロードされております。
さすがに単独行でこの先に行くつもりは無いので、スルーしておきましょう。
気になる方はネットを漁ってみて下さいませ( ´ ▽ ` )

それでは、起点方面に向けて、軌道跡を歩い行きましょう!

路面に残る廃レール。

この軌道は正式名称は三塩軌道との事。
木材搬出用の森林軌道で、昭和41年まで稼働を続けていたそうです。

万丈橋(さわぐるみばし)を渡ります。

これは枕木の跡でしょうかね。

軌道跡は蛇行しながら続きます。
休憩所は人が多かったものの、その先は大分まばらになりました。

『五つ淵』の案内板です。
ここから七ツ釜五段の滝を見下ろす事が出来るそうですが、、、

ん〜、、、木々が多くて今ひとつか(´・∀・`)

しゃくなげ橋です。
橋の上部を見て下さいよ!
シャクナゲがデザインされていて、素敵じゃないですか?(・∀・)

おや?
路面の雰囲気が変わりましたよ?
白く、サラサラの砂地の様ですが。。。

これは、、、硅石(けいせき)でしょうか?

案内に書かれていた内容によると、かつては硅石を採掘・運搬していたとの事です。
ガラスやセメントの原料になる様ですね。

ん?
また何か案内板とロープが見えましたよ。

ひこいっちゃんころばし

トロッコが現役だった当時、彦一さんという作業員がいたそうです。
その彦一さんが、操作ミスで沢に転落してしまった事から、
ひこいっちゃんころばしと呼ばれる様になったそうです。

転落の事を、方言でころばりこんだと言うそうです。

岩場の脇には通行止めのロープ。
この先は何があるのでしょう?
もしかして、彦一さんが転落したのは、このロープの向こう側とか??

再び軌道跡。
単調な道ですが、紅葉期はここも結構綺麗なんじゃないかなぁ(・∀・)

今度は『いこりころばし』だ。

猪虎狸(いこり)さんもまた、転落(ころばりこんだ)してしまった様です。
いかに危険なところであったかが、窺い知れますね。

しかし、なかなかにめずらしいお名前ですねぇ。

おっ、展望台が見えて来ましたよ!

鶏冠山と、その隣は木賊山(とくさやま)かな。
木賊山も、甲武信ヶ岳に挑む祭に、縦走したいと思います。

こちらは破風山(はぶさん)でしょうかね。

ここは広々していて、ベンチも複数設置されてます。
渓谷終点よりも、こちらの方が静かだし、眺めも良いですね!

ふと思ったのですが、ちょっと面白いですよね。
軌道跡って、一般的に見たらマニアックなスポットだと思います。
それなのに、こんなに整備されていて、ベンチ付きの展望台まである。

西沢渓谷って、やはり特別な観光地なんだろうなぁ、なんて感じましたね(´ー`)

にしざわけいこく たのしいな

はい。たっぷり楽しませてもらってます!( ´ ▽ ` )

大久保沢を渡ります。
このコースには複数の橋が架かってますが、デザインが色々あって実に面白いです!

橋の下を流れる大久保沢。
ここは軌道を施設する際、谷が深く難所だったそうです。

一際目立つツガの巨木がありました。

説明書きによると、西沢渓谷で最も巨大なものらしく、樹齢はおよそ400年だとか。
400年前って、、、ここには一体どんな景色が広がっていたのでしょうか。

やがて軌道跡が見えなくなりました。
昔はこの辺りにもレールが続いていたのでしょうね。

山ノ神の社が見えて来ました!

小さいですが、立派な社です。
一礼していきましょう。

社から先、ふと山側を眺めて見る。

なかなか迫力のある岩がそそり立ってました。

また案内板です。
今度は何でしょう?

奥悪沢(おくわるさわ)とありますね。

ここは軌道を施設する際、最も奥にある難所であった。
その事から、奥悪沢と名付けられたとの事です。

倒木(流木?)や大岩が斜面に転がっています。
とても荒々しい様相ですが、これも困難だった当時の爪痕なのでしょうか?

森林軌道の終点にやって来ました。

傍の案内板には、中悪沢(なかわるさわ)とあります。
先程の奥悪沢と、入り口付近にある口悪沢の間にある難所である事から、中悪沢と言うそうです。

終点の前にはカワズ池。
しかし水は干上がっている様でした。
雨期にはどうなるのかな?

右側を覗くと、トンネルがありましたが、、、

通行止めとなっている様です。
トンネルの名称は音取第一隧道となってます。

向こう側が気になりますが、ここはスルーですね。

では、道標に従ってバス停方面へ向かいましょう!

軌道終点からバス停迄は、林道となってます。
景色が良くて快適な道です!

一般車両が入ってこれない事もあってか、非常に綺麗な林道ですね。

右側に林道分岐が見えて来ました。

『セラピーロード入り口』とあります。

山梨市のウェブサイトを見てみたのですが、
掻い摘んで言うと、森林セラピー用に指定された場所って事らしいですね。

興味を惹かれますが、今回はスルーしておきましょう。

ねとり大橋に出ました。

橋の上から鶏冠山。

おや?
正面の谷間に何やら危うげな吊橋が見えましたが。。。

地図で確認してみましたが、どうも廃吊橋っぽいかな?

周回の起点に戻って来ました!
トイレの脇に出ます。

東屋の脇にある、林道標識の杭に着目してみましょう!

乾徳山(北)林道とありますね。
そう、今歩いて来たこの林道、乾徳山の北側に位置しているんですね〜。

でもって、登山者ならばご存知の方はいらっしゃると思いますが、
乾徳山の南側には、乾徳山(南)林道という林道があるんですね〜。

この(南)林道には乾徳山への登山口があるのですが、
林道系ブロガーのレポートによると、林道としてのクオリティも高い様です。
と言う事で、この後で乾徳山(南)林道へ向かってみようと思います!

ちなみに、乾徳山へは、レポートの冒頭で出て来た黒金山からも縦走する事が出来る様です。
ですが、もし西沢渓谷スタートで、黒金山〜乾徳山縦走ってなると、
かなりボリュームのある行程になりそうですね。。。

遊歩道入り口にあるドライブイン不動小屋に来ました。
ここでお蕎麦を食べていこうと思います。

注文したのは、こちらの山菜そば。

このお蕎麦、根昆布の天ぷらが入ってるんですよ。
ちょっと面白くないですか?(・∀・)
それほど味に変化は感じられませんでしたが、食感は少し独特なものがありましたね!

13:00。
駐車場に戻って来ました。

さて、西沢渓谷レポートはこれにて終了ですが、
先程書いた通り、これから乾徳山(南)林道へ向かってみたいと思います。


え?
この時間から乾徳山に登るのかって?
いやいや、目的は林道走行ですから!


次回『山梨・乾徳山(南)林道ツーリング』へ続く!