2018年6月1日
長野・湯の丸高原ツーリング の続き
前回は湯の丸高峰林道・池の平湿原を経て県道94号線へ出て来ました。
今回は須坂市米子にある、米子大瀑布を目指します。
米子大瀑布(よなこだいばくふ)とは、
四阿山(あずまやさん)の巨大なカルデラ岩壁から流れ落ちる、不動滝と権現滝の2つの滝の総称です。
日本の滝百選に選ばれている他、NHK大河ドラマ『真田丸』のタイトルバックでも有名ですよね。
紅葉期には交通整理が行われる程に、人気のある観光名所との事。
今回は平日という機会を得られたので、訪れてみることにしました。
では、レポート開始です!
県道94号線から国道406号線で須坂市方面へ。
この辺りはもう、どこを走っても好景観が楽しめますね(´ー`)
米子大瀑布の入り口にやって来ました。
場所 : 長野県須坂市
入り口には林道米子不動線の標識。
舗装林道を進みます。
紅葉期には交通整理が行われるとの事ですが、この辺りも渋滞するのでしょうかね?
駐車場に到着。
結構広いです。
平日でも数台の車有り。
トイレと案内板です。
周回で約2時間程の様です。
では、山歩き装備を整えて、いざ出発!
遊歩道入り口には、貸し出し用と思われるトレッキングポールや丈夫な枝が置かれてました。
この先は遊歩道となっておりますが、岩場等の登山道ライクな区間もあります。
通行には十分注意しましょう!
まずは穏やかな歩き出し。
沢に沿って遊歩道が続きます。
熊野権現橋を渡ります。
下に流れるのはウラノ沢とされてますが、米子川の支流なのかな?
橋の上からウラノ沢を撮影。
川面が赤茶けてますが、鉱物でも混ざっているのでしょうか?
分岐点に出ました。
正面は滝方面、左の斜面を登ると米子鉱山跡地方面です。
ここは周回コースとなっていて、往路は滝方面へ向かい、
復路で鉱山跡地から戻るのが定番となっている様です。
逆回りから向かう事も出来ますが、鉱山跡地はコース随一の絶景ビューポイントです!
映画のハイライトを先に見てしまう様なものですね(^_^)
遊歩道脇にはシダや苔類がビッシリ!
ワイルドな雰囲気がいい感じじゃあないですか(・∀・)
奥万橋を渡ります。
下を流れるのは米子川かな。
橋を渡ると、次第に勾配が出て来ます。
ニリンソウかな?
道中には数カ所に、熊除けのベルが設置されてました。
鳴らして行きましょう!
ベンチがありました。
しかし、、、この辺り、いかにも熊が出そうな雰囲気なんてすよね。。。
ちょいと休む気にはなれないっす(´・ω・`)
広い場所に出ました。
板張りの橋と、その向こうには鉄製の橋があります。
木々の向こうには巨大な岩壁と、不動滝!!
ここからでもその迫力が伝わって来ます!
周囲に覆い茂る巨大なシダがとても印象的な道です。
米子不動尊の奥の院に到着しました。
米子不動尊は『米子のお不動さん」と言われて、民衆の信仰の対象だったそうです。
日本三大不動尊の一つに数えられるとの事です。
こちらは奥の院ですが、本殿は冒頭の入り口分岐から左へ行くと到着する様です。
ここは江戸時代から続いた修験道場だったそうで、
かつては滝行を行った修験者用の宿泊施設としても利用されていたとの事です。
この日訪れた際はひっそりとしてましたが、現在は使われていないのでしょうか?
建物の右脇から不動滝へ向かいます。
奥の院から続く遊歩道の傍には、大小の碑石や祠が立っておりました。
分岐点に出ました。
右へ行くと不動滝、左へ行くと権現滝です。
まずは不動滝へ行ってみましょう!
道標の先には巨大な滝が垣間見える!
足元に注意して行きましょう!
不動滝ビューポイントに到着!
おぉっ、、、
これが米子の不動滝か!!
スゲー迫力!ヽ(゚∀゚)ノ
落差85mの直瀑!
四阿山のカルデラが形成する岩壁を流れ落ちる様は、まさに大迫力!
滝口をズームで撮影!
こういうの見ると、ドローンが欲しくなるよね( ´ ▽ ` )
荒々しい、迫力のある岩壁。
非常に見応えがあります!(・∀・)
流れ落ちる滝は米子川となり、やがて千曲川と合流する様です。
ビューポイントから先は立ち入り禁止となっております。
もう少し近づきたいところですが、止めておきましょう。
不動滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ
それでは、次に権現滝へ向かってみましょう!
手すりの設けられた箇所がありましたが、気をつけていれば問題は無いでしょう。
分岐点に出ました。
左を降りて行くと周遊ルートへ、右が権現滝となります。
分岐点のすぐ先にビューポイントがあります。
でもって、こちらが権現滝!
落差は75mで、こちらも直瀑となります。
ん〜〜〜、木々に遮られて、今ひとつか(´・∀・`)
アングルを変えてみる。
雰囲気はとても良いです!
権現滝の様子です( ´ ▽ ` )ノ
では、周遊ルートへ降りて行きましょう!
奥の院の裏側に出ました。
奥の院から分岐があります。
写真左は来た道を戻って駐車場へ、右はビューポイントの鉱山跡地へ向かいます。
もちろん、鉱山跡地へ行きますよ!
権現沢沿いを歩き、権現橋を渡ります。
橋の上から権現沢を眺める。
連続した小さな滝が美しい(´ー`)
煌めく様に美しい緑の道。
歩いていて、本当に心地良いです。
大黒沢に架かる大黒橋を渡ります。
対岸の石垣といい、沢好きにはたまらない景観です!
橋を渡り、木立を抜けると、、、
突然、前方が明るくなって来た!!
おおおおぉぉぉっ!!!
な、、、、なんだこのだだっ広い空間は!!!!?
これが米子鉱山跡地なのか!!!
すごいぞ!
なんて景色なんだ!!!ヽ(゚∀゚)ノ
斜面の所々に咲くツツジが、これまた美しいアクセントになっている!!
まるで天に続いているかの様な道が、これまた良い!!
そして、ついに来たぞ!
本日のハイライトシーン、、、
絶景ビューポイントだ!!ヽ(゚∀゚)ノ
ここは権現滝と不動滝を同時に眺める事が出来るのだ!
巨大な岩壁から流れ落ちる、二筋の滝!!
写真右が不動滝で、左が権現滝です。
このスケール感、写真で伝わるだろうか。。。?
不動滝のアップ!
言葉に出来ない程に美しい迫力を感じます!!
こちらは権現滝のアップ!
先程は木々に遮られて見えませんでしたが、ここからは美しい流れをしっかり捉える事が出来ます!
道を更に登ってみましょう!
『米子貴重植物保護園』とされた区画がありました。
綺麗な花畑の様になってました(・∀・)
花畑と巨大な岩壁。
かなり見応えのある景色!!
先程の『米子大瀑布』の杭が立てられた場所から、一段高い場所に来ました。
正式にはここが鉱山跡地になるのでしょうか。
広大な草原の脇に、ビューポイントを示す案内板が立っております。
草原の端まで歩いて、再び大瀑布を眺める!
秘境とか、幽玄といった表現になるのでしょうかねぇ。。。
もう言葉には出来ない、素晴らし過ぎる景観です(´Д`)
岩壁の端から谷の方を眺めてみる。
こちらも良い眺めです!
湯の丸では雲が多かったのですが、米子では青空が多くてホント助かりました!
鉱山跡地側も改めて撮影。
こちらの山の名称は今ひとつ分からず(・ω・)
この鉱山は、かつて硫黄やろう石、褐鉄鉱(かってっこう)等を産出していたそうです。
絶景を前に、昼食を頂く( ´ ▽ ` )ノ
予定外の池の平湿原の散策があったので、大分遅い食事タイムとなってしまった。
鉱山跡地からの米子大瀑布の様子です( ´ ▽ ` )ノ
さて、それでは駐車場へ戻るとしましょうかね。
ビューポイントから周遊路の道が続いております。
奥の建物はトイレです。
幾分か進んで行くと、分岐に出ました。
直進は奇妙滝(きみょうだき)、左は駐車場方面です。
奇妙滝にも行ってみたかったのですが、残念ながら落石により通行止めとなっております。
分岐を左に進んで行くと、東屋がありました。
東屋の脇には道標。
駐車場まで約900mとの事。
ここもまたビューポイントとなっております。
紅葉シーズンなら、この東屋も人でいっぱいになるのでしょうかね。
道標に従って、山道を下って行きます。
再び樹林帯へ。
さすがに平日の15時過ぎだ。
もはや誰も居ませんw
熊さんタイムになる前に下山しましょう!
周回の分岐点に戻って来ました。
熊鈴を盛大に鳴らしながら沢を渡ります!
駐車場に到着!
来る時は数台の車が居ましたが、私が本日のラストの様ですw
時刻は15:30。
さあて、これから本日の宿地、蓼科へ向けてグイッと南下だ!
夕陽の丘にやって来ました。
雲一つ無い、白樺高原の爽快な眺め!ヽ(・∀・)ノ
毎度おなじみ、女の神展望台にも立ち寄り。
ここ、時間が遅いと陰ってしまうのが残念なんだよね(´・∀・`)
18:30。
ロッジモーティブに到着!
今年もお世話になります( ´ ▽ ` )
チェックイン手続きして、しばしロビーでくつろぎます。
次第に夕暮れが訪れると、毎回恒例のピラタスの丘にある、おさんぽひろばへ。
夕闇がペンション村を包み込もうとしております。
この場所は本当に好き。
陽が沈んで行く様を、しみじみと見つめました。
モーティブのツーリングアルバムを見ながらのプチ宴会(・∀・)
毎度の事ですが、モリタさんの写す写真は実にお見事!
撮影テクも編集テクも、私とは雲泥の差です(´・∀・`)
外に出て、CRFにも乾杯!
今日1日、お疲れ様でした〜( ´ ▽ ` )ノ
本日は私一人の貸切状態でした。
消灯の23時過ぎ迄、ひたすらツーリングや登山の話しで盛り上がりました。
いや〜ホント、モリタさんは生きているツーリングマップルですね(´ー`)
寝るのが勿体無いくらいに楽しい夜でしたが、明日の事を考えて部屋へ。
明日はお楽しみの白馬・野平ツーリングだ!
興奮気味ではありましたが、電気を消して目を閉じると、瞬く間に眠りに落ちてしまいました。
そして、蓼科の夜は更けてゆく。
次回、『長野・野平の絶景と林道小熊黒沢線』へ続く!