2018年9月17日
山梨・大菩薩嶺登山〜その1〜 の続き
柳沢峠を起点として、大菩薩嶺山頂へやって来ました。
距離的には長いものの、時間はまだ余裕があります。
という事で、予定通り大菩薩峠へ向けて出発しましょう!(・∀・)
大菩薩嶺山頂から、雷岩方面へ降ります。
面白いのが、山頂を中心に雷岩方面と丸川峠方面とで、クッキリと人の流量が違う事!
丸川峠方面については前回のレポートでお伝えした通りですが、
雷岩から登ってくる人達は、ほぼ山頂から雷岩へUターンして行きます。
大多数は上日川峠組なのでしょうね(^_^)
11:00。
雷岩に到着。
写真の道標右手方向が大菩薩峠方面、
左手方向が大菩薩嶺山頂(丸川峠)方面、
そして正面手前が上日川峠方面となります。
ここは広々とした場所となっております。
ベンチは無いものの、座るのにも手頃な岩が豊富にあります。
そして絶景頂きだヽ(゚∀゚)ノ
正面奥には富士山、その手前は上日川ダムだ!
雲が掛かっているものの、南アルプスの稜線も見渡す事が出来ます!
上日川峠からアプローチした場合、2時間も歩かずにこの景色が見れてしまうんですよね。
そりゃあ、人気が出る訳ですよ。
では、正面の岩場を越えて次へ行きましょう!
岩場を超えると、グッと見晴らしが良くなります。
前半の行程とは一転して、爽快な景色が続きます!
ちょっとした岩場の上り下りがあります。
気を付けて通過しましょう!
やがて高く積まれたケルンと、避難小屋が見えて来ました。
11:25。
賽ノ河原に到着。
こちらが避難小屋。
内部はコの字型に板間のある構造です。
正面のガレ場を登ります。
平坦な場所に出ました。
11:28。
親不知ノ頭に到着。
ここもかなり見通しの良い場所ですね。
その先は下りとなっており、眼下には介山荘の建物が見えてます。
後少しだ!
下って行くと、石塔や石碑が立っておりました。
これらは中里介山氏を顕彰して建てられたものの様です。
中里介山氏とは、明治〜昭和期の小説家で、長編小説の『大菩薩峠』を執筆された方ですね!
読んだ事は無いのですが、幕末を描いた内容との事で、興味は引かれます。
機会があれば読んでみようかな。
11:30。
大菩薩峠に到着!
標高1897mナリ。
気温は約20度でした。
流石の賑わい振りですねぇ〜。
大菩薩連嶺で一番賑わう場所ではないでしょうかね。
こちらが山小屋・介山荘です。
周辺から眺める日の出や夜景は、相当に美しいとの事。
それ目当てで宿泊する人も少なくない様です。
ところで、介山荘という名称の宿泊施設は、ここ以外にもあるんですねぇ。
それは長野県・白骨温泉の湯元齋藤旅館にある介山荘です。
白骨温泉の介山荘は、中里介山氏が小説『大菩薩峠』の構想を練るのに宿泊されたそうです。
ご興味のある方は、訪れてみてはいかがでしょうか( ´ ▽ ` )
売店は、かなり充実してますね。
ホントに山小屋かよ!?ってくらいの雰囲気w
売店で登山記念バッジをゲット!
介山荘では豊富なデザインのバッジが用意されてました。
自分が購入したのは写真の大菩薩嶺バッジですが、
大菩薩峠のバッジも販売されてましたよ!
併設のトイレ。
山小屋のトイレにしては綺麗だと思います。
峠からの眺め。
ここも、もちろん素晴らしい!(・∀・)
絶景を前におにぎりを食す!
登山の場合、梅おにぎりが殊更に美味しく感じます( ´ ▽ ` )
12:15。
お昼休憩を45分程とりました。
そろそろ下山の行程につくとしましょう!
ダム湖(大菩薩湖)をズームで撮影してみる。
紅葉期にも見てみたい光景ですね!
岩場の登り返し。
午後になっても、人が続々とやって来ます。
そして大菩薩嶺山頂を越え、再び樹林帯の中へ。
何度も書きますが、不思議なくらいにパッタリと人が居なくなります(・ω・)
正に境界線って感じかw
ふと木の根元を見ると何かの木ノ実がありました。
これはなんでしょうね〜(´ー`)
人気の無い樹林帯を下って行きますが、、、
ここでまさかのアクシデントが発生!
足元を良く確認せずに踏み出した際、岩に躓いてしまった!
咄嗟に体制を立て直そうと右足を踏ん張る!!
その結果、転倒は免れたのだが、、、
一呼吸置いて踏み出そうとした瞬間、右膝にズキリとした鋭い激痛が走った!!!
な、、、なんだこの痛みは!!?
どうやら、不自然な形で右足を踏ん張ってしまった様で、
その際に膝周りを痛めてしまったらしい(;´Д`)
マジかよ!!!?
再び、恐る恐る一歩踏み込んでみる。。。
いてぇっ!!(;゚Д゚)
そぉっと2〜3歩歩いてみたのだが、、、
いや、、、、
マジでヤバいんじゃないのか!!!!?
ちょっと、シャレになってない位に痛いんですけど。。。
道端に腰を下ろし、冷静になってみました。
ズボンをめくって膝の様子を見てみたが、皮膚が変色してないので折れてはいない様です。
しかし、結構強烈な痛みが出ている。。。
よもや、ここでレスキューを呼ぶハメになるのか??
そりゃあ、救助要請ってのは、他人事じゃない事は理解しているつもりではあるが。。。
色々思考を巡らしながら、とにかく膝周辺をマッサージしてみる。
どのくらいそうしていたのかは定かではないが、しばらくした後、立ち上がってみました。
そして、慎重に足をついて一歩歩いてみました。
鋭い痛みはあるが、さっきよりほんの少しマシな状態か?
再度2〜3歩歩いてみる。
ん〜〜〜〜、
こ、これなら何とか歩けるかもしれない。。。
ここでストックを取り出し、足に掛かる負荷を分散させつつ下山してみる事にしました。
とりあえず丸川荘まで降りた後、その時点の様子をみて、どうするか検討してみよう。
14:15。
丸川荘に到着。
いや、もうね。
とにかく牛歩の如しですよ。
強く踏み込むとキッツイ痛みが出る為、ストックを頼りに何とか降りて来ました。
ベンチに腰掛けて膝をマッサージしつつ休憩を入れます。
10分程マッサージを繰り返してみて、再び2〜3歩歩いてみる。
まだ痛みは続いているけれども、ゆっくり行けば下山出来そうな予感がする!
少なくとも、歩けないといった状態には陥ってはいない様なのだ。
という事で、レスキューは呼ばずに自力で下山してみる事にしました。
往路ではルンルン気分だった木橋や岩塊流も、膝の痛みを抱えた復路では実に厄介な存在。
とにかく、慎重に乗り越えてゆく。。。
きのこさん発見(・∀・)
怪我してるくせに、こういうのは相変わらず写真撮っちゃうのよね。。。
まぁ、黙々と歩いてると気が滅入って来そうだしな(´・ω・`)
14:47。
寺尾峠通過。
15:03。
天庭峠通過。
15:40。
戻って来たぞ六本木峠ーーー!!!
見えたっっっ!
完全に柳沢峠を捉えたぜ!!
確かに時間に余裕は無い!
だがしかし、流石にここまで来れば下山は出来る、、、つもりだ!(`・ω・´)
痛みの方は何とか持ちこたえられている。
ここで5分程足を休めた後、柳沢峠へ向けてラストスパートだ!!
んなあぁっっっっっっっ!!!?
き、、、
霧が出とるやないかあぁっ!!(;´Д`)
おい、ちょっと待てよ!!
この期に及んで視界不良とかで追い討ちかけるのは無しにしてくれよぉっ!?
16:20。
ナラ坂分岐に到着!
登山口迄あと400m!
またまた、きのこ発見!
このルート、結構沢山見かけましたねぇ。
色々写真に納めて来たので、後で図鑑で調べてみよっと(*´∀`*)
さぁさぁ、国道411号線が見えて来ましたよぉ!
16:30。
登山口に生還!!!!ヽ(・∀・)ノ
ふうぅぅ〜〜〜〜
何とか乗り切ったぜぇ。。。
休憩含めると、実に9時間!
前半は良いペースで歩けたものの、後半の怪我で大失速してしまいました。
それでも、コースタイムから大幅に外れる事なくこなせたのは、不幸中の幸いってところかな。
ぐはっっ!!
なんつー天気だよ!
出発時の青空が嘘の様な、どんよりとした空模様!!
もはや誰も居ない柳沢峠。
コーラで乾杯だあぁっ!
疲れを吹き飛ばす一気飲み!!!
しかし、、、
休憩中、ついに雨が降り出して来やがった!!!
しばらく様子を見るものの、雨が止む気配はありません。
朝の天気予報では1日晴れマークだったのになぁ(´・ω・`)
仕方がありません。
ここで覚悟を決めてレインウェアを着込み、帰路に着きました。
それにしても、柳沢峠〜奥多摩間の雨のナイトランはキツかった!
ちょっと泣きそうになりましたね。。。
さてさて、そんなこんなで色々あった大菩薩嶺登山でした。
自分の不注意で怪我をしてしまったのは、反省材料として今後に活かしたいと思います。
膝の痛みについては数日でほぼ癒えましたが、癖がついてしまわないか少々心配です。
レポートを書いている10月2日現在、深く膝を曲げると小さく痛みが出る時があります。
これはもう、様子見していくしかないでしょうね。
以前より気になっていましたが、登山用にサポートタイツでも買ってみようかな?
それでは、また〜ヽ(・∀・)ノ