ついにやって来ました、2019年GW!
世間では10連休だとか!!
ワタクシはしがない個人事業主、やる事色々ありましてねぇ。
まぁ、そんな中でも、しっかりツーリングの時間は確保致しましたよ。

さて、、、
タイトルを見て下さいませ。
そうです、今回は何と!

6年振りキャンプツーリングなのだ!!

思い起こせば2013年、白馬でのキャンプが最後でした。
それ以降、登山の比重が増えて行った事もあって、キャンプからは遠ざかってました。
別にキャンプ熱が冷めた訳じゃないんだけどね(´・∀・`)

ところが去年になって、ゆるキャンやキャンプ系動画を見る機会が多くなりましてね。
徐々にキャンプ意欲が湧いて来る様になりました。
こうなったらもう、行くしかないでしょう!!
ってことで、復帰時期をGW辺りに定め、計画を進めて来ました。

そして迎えた5月2日。
キャンプ地を長野・大鹿村に設定し、パッキングも完了!
いざ、6年越しのキャンプツーリングへ出発だぁ!ヽ(・∀・)ノ

5月2日朝、4時30分。
バイクへの積み込み完了。

前回のキャンプと異なるのは、言うまでもなく車種が違う事です。
VTR250の時は、TANAXのフィールドシートバッグに加えてGIVIボックスの大容量で挑みました。
CRF250Lの今回は、出来るだけコンパクトに纏めたいと思い、シートバッグのみです。

一番のポイントは、やはりテントでしょう。
従来はDUNLOPのR224を使用してました。
しかし、デカいし重いしで、とてもCRFに積もうとは思いません。
やはりオフ車には山岳テントが良いと考えて物色開始。

欲を言うとモンベル製の山岳テントが欲しかったのですが、予算オーバーで断念。
でもって、購入したのは、Naturehikeという中国メーカーの軽量テント。
CloudUp2アップグレード版という商品です。
ウェブ上の評価はかなり高く、且つ2万円以下という値段設定もあって、購入に踏み切りました。

右がDUNLOP R224
収納時の長さ : 50cm
重量 : 3.5kg

左がNaturehike CloudUp2アップグレード版
収納時の長さ : 40cm
重量 : 1.7kg

圧倒的にコンパクト!!(・∀・)
使用感については、後ほど書くとしましょう!

中央自動車道の双葉SAに到着。
2017年の伊那ツーリングの際は大渋滞に巻き込まれましたが、
今回はその反省を生かし、渋滞予想等の情報をくまなくチェックしました。
その結果、2日5時の出発がベターと判断。決行となりました。
結果的に正しかった様で、断続的な短い渋滞はあったものの、ほぼスムーズに流れてくれました。
幸先良いスタートを切れた感じです!

双葉SAに寄った理由はコレ。
吉匠の鯵の唐揚げを食べる為に他ならない!!

この鯵の唐揚げはかなりのお気に入りでしてね。
双葉を通過する場合は必ず購入して行きます。
個人的にお勧めしたい商品なので、是非食べてもらいたい。
どこで買えるかは、公式サイトで確認してみて下さいませ( ´ ▽ ` )ノ

諏訪南ICから国道152号線へ入り、杖突峠(つえつきとうげ)へやって来ました。
前回は素通りしてしまったので、今回が初訪問です。

展望台へ出てみましょう!

いいねぇ!ヽ(・∀・)ノ
あれに見えるは諏訪湖かな。

快晴ではないものの、この雲の形状がまた、いい味だしてると思いません?(´ー`)

国道を南下し、美和ダムへやって来ました。

重力式コンクリートダムで、堤高は69.1mです。

天端から美和湖を望む。
周辺には東屋やテーブルが数カ所に設置されている様で、観光に向いたダムでしょうね。

ダムカードをゲット!
シンプルな図柄ですね。

美和ダムのすぐ先にある、道の駅『南アルプスむら長谷』に立ち寄り。
ここはクロワッサンが超有名なのですが、予約分でほぼ売り切れという人気っぷり!
運が良いと試供品が食べられるのですが、前回訪れた際は食べれなかったんですよねぇ。

でもって、今回はと言うと、、、

やりましたーーー!!
入店したタイミングで丁度、試供品が奥から出て来たところだった!!
そして無事クロワッサンゲット!
気になるお味の方ですが、、、

うんまぁい!!(゚∀゚)

なるほどねぇ。
こりゃあ予約必須な訳だわなぁ。。。
地元民が羨ましいっす(´・∀・`)
トレーいっぱいに積まれた試供品も、アッと言う間に無くなってしまいました。

何か食いたかったので、チョコパイを注文。
こちらも文句なしの美味しさでした!

国道152号線を南下します。
すると通行止めの看板が出て来ました。
災害工事の為、地蔵峠が通行止めになっています。
あらかじめ調査済みではありましたが、明日地蔵峠を抜けたかったので、結構萎え萎えです。

次にやって来たのはここ。

中央構造線 北川露頭入り口駐車場です。

なんじゃそりゃ??
ってなる人がほとんどでしょうね(´・∀・`)

中央構造線っていうのは、地質学的に日本を南西に分断する大断層です。
長野県大鹿村では、中央構造線を明確に見れる場所が二箇所あり、
それぞれ北川露頭(きたがわろとう)、安康露頭(あんこうろとう)と呼ばれています。
※露頭とは地層が地表に露出している場所の事です。

小渋川(こしぶがわ)流域のこの露頭では、断層面がはっきり見る事が出来る為、
日本の地質百選にも選ばれているそうです。

ぶっちゃけ、こういうのに興味ない人は全くつまらないトピックだと思います。
適当に読み飛ばしちゃって下さいませ(´・∀・`)

駐車場は無駄に広いく(失礼!)、トイレも完備されてます。

駐車場の奥に露頭へ向かう道があります。
約3分程の行程です。

間も無く鹿塩川へ。
この川自体も綺麗で良い感じです。
では、振り返ってみるとぉ、、、

出ました!!
これが中央構造線・北川露頭だ!ヽ(・∀・)ノ

おおおおぉっ、、、見てくれよこの断層面!!

左側の黒い部分が領家変成帯(りょうけへんせいたい)
中央の茶色が熱水変質脈
右側の黒い部分が三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)

と呼ばれているそうです。
白亜紀辺りに形成された地層の様です。

大鹿村には、これら中央構造線についてより詳細が分かる中央構造線博物館があります。
興味のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、、、私は寄りませんでしたw
専門知識が欲しい訳ではないし、趣味で見て楽しむレベルなので、別にいいかなぁとf(^_^);;
もう一つ、南側にある安康露頭については、明日訪れてみようと思います。

更に南下して行きましょう。
国道152号線は酷道とまではいかないまでも、大型車の通行が困難な箇所が多いです。
写真の様に苔むした法面が見られる区間もあって、個人的には好みの道ですね。

道の駅『歌舞伎の里 大鹿』にやって来ました。

大鹿村では、地元神社で大鹿歌舞伎が開催されているそうで、道の駅でパンフレットが貰えます。

この道の駅は設備が充実していて、ミニスーパーといった感じの品揃えです。
なので、キャンプに使う食材もここでゲットして行きました。

oh...
限定令和ラベルかい。。。
よっぽど買っていこうかとも思いましたが、
令和商法に引っかかった奴!とか言われるのも嫌だったので止めておきました(´・∀・`)

道の駅の裏手に降りる脇道があったので、何となく降りてみたのだが、、、
これが大当たり!(・∀・)
なかなか素敵な絵面が撮れました!

次にやって来たのは、大鹿村役場です。
本日利用する大池高原キャンプ場は村営キャンプ場なので、受付は役場で行ないます。
利用にあたっては、予め予約を入れるのが良いと思います。

ポイントなのは村営ってことで、料金は格安の400円!!
これまで利用して来た中でも最安値ですわ!

国道152号線からキャンプ場への入り口はここ。
青いけし・大池方面の案内板が出てます。
小さいので見落とさない様に注意しましょう!

場所:長野県下伊那郡大鹿村

高原キャンプ場の為、そこに至る道は非常に景色が良いです。

始終見渡せる訳ではないものの、時折現れる開けたポイントからの景観は実に見事!

んが、注意点もあります。
国道からキャンプ場迄の区間は、非常に長く、狭い山道を登って行きます。
全面舗装で荒れは無いものの、すれ違い困難な場所が多いです。
その為、大型車の通行は慎重を要するかと。

また、一度テントを設営してから買い物に出よう、と考えてる人は要注意!
恐らく、一旦登ってしまえば、買い物の為に降りようという気にはならないと思う。
河川敷にあるキャンプ場と同じノリで行くと、相当に嫌気が差すと思うわw
必要なものは全て揃えてから向かうことをお勧めします。

途中にある林道標識。

林道中峰黒川線とあります。

延々と登って行くと、ようやくキャンプ場の入り口に到着。

駐車場は未舗装ですが、荒れは無いのでバイクでも安心して停められます。
ここはオートキャンプ場ではないので、車両は駐車場へ停めましょう。

トイレです。
山の上にある割に結構綺麗な内部で、しかも水洗の洋式!
センサー式のライトで、夜間は入室すると点灯します。

炊事場です。
夜間は常時ライトが点灯している様です。
シンクや調理台も清潔に保たれていました。
BBQ用のカマド有り。

林間サイトのみで、山間に開かれた小規模のキャンプ場でした。
恐らく10張り前後位で一杯になりそう。

場内には一応ネットの張られた簡易的なアスレチックはありますが、
個人的な感覚としては、家族連れでワイワイやるよりも、
静かな林間を楽しむ人向けのキャンプ場だと思います。

一応区画の記された杭がありますが、余り明確にはされていない様子。
役場では、好きに決めて良いと言われました。
恐らく繁盛記ではある程度整理が行われるのではないでしょうか。

って事で、テント設営完了!
設営は、10〜15分位かな。

さて、テントの簡単なレビューでもしましょう。
前室は狭く、靴を置く位しか出来ません。
雨の日に前室で調理とかは厳しいかなぁ。

背面にベンチレーションがあります。
何とグランドシートが本製品に付いてるので、買い足す必要がありません。

内部はこんな感じ。
二人用を購入しましたが、一人での利用が丁度良いです。
シュラフ半分、荷物置き半分って感じ。
メッシュポケットと、天面にランタンフック付き。
中華製なので多少不安でしたが、基本は押さえてる様です。

不安点としては、フライシートがとにかく薄い!
夏場はベンチレーションと合わせて快適だと思いますが、
春先や秋冬は結構厳しいかも。
また、使用後にフレームが少し曲がってしまいました(´・ω・`)
なるほど、、、ここがメジャーブランドとの違いか。
まぁ、テントに詳しいキャンパーには一目瞭然でしょうが、
この商品、いわゆるブランドもののコピー品ですのでw

1回使用した段階での感想ですが、このNaturehikeのCloudUp2アップグレードテント。
コストパフォーマンスはとても高いと感じました。
重量・サイズ感・値段・品質を総合して、オフロードバイクにマッチした製品です。
いずれ登山にも使用してみたいと思います。

設営が落ち着いたところでコーヒータイム!
静かな林間の中、野鳥の鳴き声を聴きながらゆったりとコーヒーを頂く(´ー`)

もう一つ、今回新たに購入したアイテムがこちら。
モンベル製ウォーターバッグです。
コンパクトに収納出来て、容量は4リットル。
ホース付きで使い勝手が非常に良いです!

キャンプ場からは伊那山脈の山稜が見えるのが素晴らしい!
その向こうには、冠雪した中央アルプスも見えました。

また、ここの最大の特徴と言えば、、、
キャンプ場の名前を見てピンと来たライダーも居るに違いない。
そう、この直ぐ近くに、あの天空の池があるのだ!!
実はそれも楽しみにしていたのですが、、、
残念な事に、天空の池への道は現在路肩崩落により通行止めになっているとの事!!
役場で確認したところ、徒歩でも近付けない状態らしい(´・ω・`)
仕方ありません、本日はおとなしく諦めるとしましょう。

暗くなる前に焚き火の準備をしましょう。
炭が安定したところでビールを開ける!

大自然に乾杯!!ヽ(・∀・)ノ

夕陽に照らされる新芽も美しい。

道の駅で仕入れた野菜の下処理をしましょう。
やはり、アウトドアの調理は楽しいね!

こちらはサービスエリアで購入しておいた清里ハム。
アウトドア飯にはソーセージがお似合い(・∀・)

ソーセージとピーマンを炭火で焼き焼きするのだヽ(・∀・)ノ

いただきま〜す!

うんまあ〜い!!ヽ(゚∀゚)ノ

眼前の山稜が夕闇にくっきりと浮かび上がる。
この光景、酒を飲みながら見てるんだぜ?
もう、何も言う事ないですよ(*´ω`*)

舞茸を網で焼いてみる。
旨いに決まってる!!

日が暮れると炊事場に電灯が灯ります。
私のサイトは炊事場から一番近いので便利便利♪

最後にこごみを茹でてみる。
今回ちょいと失敗したのですが、調味料を醤油しか用意して来なかったんだよね。
こごみに醤油はないだろうって(´・∀・`)

軽く醤油で和えて、日本酒の喜久水と共に頂く(´ー`)

21時頃に片付け。
ちなみに、私はキャンプに行く際、いつもランタンを3つ持って行きます。
一つを足元に置き、残り2つを周囲の切り株や岩の上に置いたり、
木の枝に吊るしたりします。
雰囲気出るでしょ?(・∀・)

かたずけの後、テントに入りました。
この日の利用客は自分を含めて4組。
1組は子連れのファミリーでしたが、マナーが良くて夜騒ぐことはせず。

・・・と、そんな時、突然山の中に大きな声が響いて来た!!!
何と、村内放送だった!!
いや〜、びっくりしたねぇ。
闇の中、どこかに設置されたスピーカーから唐突に放送が流れるんだもの。
びっくりしたけど、まぁ面白かったかな。

22時40分。就寝。
気温は約5度。
標高1500mに位置するキャンプ場なので、夜はとても冷えました。
防寒着をしっかりと着込んで、まぁまぁ寒さは凌げました。
快適ではないものの、久しぶりの山の夜、じっくりと味わう様に目を閉じました。

そして、大鹿村の夜は更けてゆく。


次回、『南信キャンプツーリング〜その2〜』に続く!