長野・白駒池の原生林周回の続き

6月18日。

梅雨の晴れ間を狙って長野へ訪れました。
白駒池の原生林を巡り、3年振りのロッジモーティブへ一泊。
明けた19日は松本市を流れる、フランス式階段工で知られる牛伏川を目指します!

では、レポートいってみよ〜!ヽ(・∀・)ノ

6:00
起床。

起きて早速外へ!
久々の山の朝の空気を思いっきり吸い込む!!

残念ながら蓼科山は雲をかぶっていた(´・∀・`)
それでもなかなかの天気じゃあないだろうか?
梅雨時でこれだけ晴れてりゃ大満足ですわ。

ズームで良く見ると、標高の高い山稜にはうっすらと雪が残っている様です。
以前、6月に蓼科山に登った際にも残雪があったものねぇ。

おさんぽ広場を彩る植物達。

おっと、ウンティー発見!
恐らく鹿でしょうね。
この写真を撮ってる時も、少し離れた場所で鹿が斜面を駈けているのを見かけました。

朝食。
シンプルイズベスト!(・∀・)
本音を言うともう一泊してのんびりしたいところですが、次の日は仕事だからねぇ。

9:10。
余韻を味わいつつ、出発!
また来ます!( ´ ▽ ` )ノ

まず最初に訪れたのはここ。
県道192号線、ピラタスの丘を出てすぐの場所、女の神氷水(めのかみひょうすい)です。
この場所はこれまでずーっと素通りしていたのですが、
最近になってグーグルマップで湧水がある事を知りました。
小規模ですが、写真の様な駐車場もあります。

駐車場を挟んで山側の斜面に湧水地点があります。
女の神とは、蓼科山が別名女神山と呼ばれている事に由来するそうです。

ここは飲用可能なのかな?
ちょいと口コミを調べてみました。
生で飲んだと言う人もいれば、飲むのには適していないという書き込みもありました。
正式な答えが知りたかったので、現在茅野市に問い合わせ中なり。
判明したらレポートに追記します!


7月7日追記:
茅野観光ナビ様より返答を頂きました。
現状では女の神氷水の水質検査を実施してはいない様で、
採水した際は沸かしてからお飲み下さい。

との事でした。
皆様、ご留意下さいませ!

苔に覆われた斜面を流れる岩清水。
非常に美しい(*´ω`*)
水量もあります。

滝の様になっている箇所も!
なかなかに見応えがあります。

女の神氷水の様子です( ´ ▽ ` )ノ

でもっておなじみ、女の神展望台。
ここで青空が見れるとテンション上がるんだよねぇ(・∀・)

さて、お次にやってきたのはこちら。
県道40号線の長門牧場のすぐ脇にある分岐です。
こちらにちょいと良さそうな道があるという情報を得ていたのでやって来ました。

場所 : 長野県佐久市協和

緑のトンネルを走る(*´ω`*)
この時点で満足度は100%だ。

やがて烏帽子型鉄塔の見える分岐に出た。

ここから右に向かうと県道482号線方面へ出る様です。
自分が目指すのは左方面なのだけど、何やら看板が立ってますね。

この先関係者以外通り抜け出来ません ヤクルト本社との事。

そう、この先にはヤクルトの関連施設があるらしいのだ。
ただ、どうやら余り使われていない道の様で、荒れ気味の様相になっているみたいなんだよね。

では、何故今回訪れたのかと言うと、その道中がなかなかに美しい景観らしいんだよね。
この分岐では特にゲート止めされている様子はないので、行ける地点まで行ってみようって訳です。

んでは、行ってみましょう!

おぉぉ〜!!
なるほど、木立に囲まれた美しい道に出ましたよぉ!

いや、これは素晴らしい!
余りにも美しい景観だったので、しばし停車してじっくりと堪能させてもらったヽ(・∀・)ノ

しばらく走ると、写真の場所に出た。
この先は草木で薮の様になっており、進めそうもない感じです。
ちょいと見渡してみたのだけど、この周辺には施設っぽいのは見当たらず?
もしかすると更に奥にあるのかもしれません。

路面は基本舗装路なのだけど、途中から土砂や枝葉が堆積した箇所が多くなり、
この付近ではほぼダートの様相となっていた。
若干滑りやすかったので、オンロードバイクで来るのは控えた方が良いだろうねぇ。

また、途中に分岐箇所があったのだけど、如何にも関係施設へ通じていそうだったので、
立ち入りは控えておきました。
自分が訪れた時は他にもバイクと四駆を見かけたので、それなりに知られてはいる様ですね。
まぁ、ご覧の通り景観は良いので、あまり深入りせずにサッと楽しむのが良いかと。


これは2022年6月現在の情報です。
今後この道がどうなるのかは不明です。。。
もし興味を持たれて訪れたとしても、マナーを守って行動しましょう!
関係者側に迷惑のかかる様な行為、侵入はしない様に、くれぐれもご注意を!

鉄塔の分岐まで戻って来ました。
この場所も何気に悪くないんだよね。

この烏帽子型鉄塔って、味があって好きなんだよねぇ(・∀・)
絵になると思いません?

でもって、ビーナスラインですよ!
3年振りなのに、なんだか毎年見ている様な気がするから不思議(´ー`)

如何にもビーナスッて感じの景色がたまりません(*´ω`*)
レンゲツツジも綺麗でした。

扉峠からアザレアラインを降り、鉢伏山(はちぶせやま)登山口までやって来ました。

駐車場脇の登山口道標。
この時は6台程が停まってました。
鉢伏山は車道が山頂付近まで続いているので、この駐車場が混み合う事は少ないかもしれませんね。

ここから本日の目的地、フランス式階段工へ向かいます!

道中から見える牛伏寺砂防ダム。
ひっそりとしてます。

牛堂と呼ばれるお堂がありました。

由来を見て少々ビックリ!
小さなお堂ですが、意外な程に壮大な物語がありました。

分岐です。
正面の道は牛伏寺。
右へ降りて行くと牛伏川です。

余談ですが、
牛伏寺はごふくじ
牛伏川はうしぶせがわ
と、それぞれ牛伏の読みが違うんだよね。
調べてみたところ、ごふく読みの方が古い読み方の様ですね。

道中は牛伏川に沿っており、河原で数組が水遊びをやっていました。

と、ここでも面白い記述を見つけました。
牛伏川フランス式階段工をグーグルマップで見てみると、川の名称が牛伏寺川になっているのだ。
これは何故だろう?とググってみた。

ざっくり書くと、
こちらもどうやら古い文献では牛伏寺川(ごふくじがわ)が正式だった様で、
現在は牛伏川(うしぶせがわ)の表記が主流になっている様なのだ。
公式の案内板を見ても、牛伏川となっています。
海外企業のグーグルさんが古い名称を採用しているってのが、なかなかに面白いですね(・∀・)

連岳橋(れんがくばし)を渡ります。

橋を渡ると駐車場があります。
自分は道中も歩きたかったので鉢伏山登山口に停めましたが、
純粋に階段工を見学するならこちらに停める方が近くて楽です。
トイレも完備です!

見学コースの案内板があります。
一番の見どころはフランス式階段工ですが、
それ以外にもハイキングコースが設定されているんだよね。

今回私が選択したコースは、階段工を起点に
内務省2号堰堤
内務省3号堰堤
内務省4号堰堤
杉の沢5段堰堤
を巡るコースです。

連岳橋から階段工を見る。
この時点で既に美しい!

では、出発!
どうやら、この奥にはキャンプ可能な広場があるみたいですね。
ここでキャンプしたら気持ち良いだろうなぁ(*´∀`*)

説明書きがありました。
階段工は明治から大正期にかけて工事が行われ、現在は国の重要文化財に指定されています。

濃い緑に囲まれた堰堤。
水量も豊富ですね。

川に沿って設けられた遊歩道。

そして階段状に連なる堰堤群!!
これが本当に美しい!ヽ(・∀・)ノ

まさに自然と人工物のマリアージュ!!
素晴らしい造形美じゃあないだろうか!!?

上部から見下ろすアングルで。
豊かな自然の中に石造りの堰堤が続く。
いやぁ〜、たまらない景観だねぇ。

さて、階段工から先へ進んで行きましょう。
舗装された遊歩道が続きます。

対岸にはテントを張った人が。
この辺りがキャンプ場かな?

こちらはトイレです。

むむ、、、
しかし手洗い用の水道は見当たらず(´・ω・`)
ここ、本当にキャンプ場として整っているのかなぁ?
日帰り専用かも??

散策路としては、なかなかに良さげな場所です。

2号堰堤が見えて来ました。

これもいいねぇ(*´ω`*)
石造りが素晴らしい。

2号堰堤を過ぎると舗装路が途切れます。

沢の出合いになっています。
この辺りから右の沢方面に行くと5号堰堤があるらしいのですが、
どうやら、そちらには登山道は整備されていない様です。

ベンチ有り。
ただし放置気味で藪だらけ(´・ω・`)
メンテしないのかなぁ?

入山の注意書き。
バイクで侵入するバカが居るのか。。。
同じバイク乗りとして実に恥ずかしいわ(´・ω・`)
このレポートを見ているライダーの皆さん、くれぐれもマナーを守っておくれよ!!
駐車場に車両を停めて散策しような!!!

沢の出合いから橋を渡ります。

ここから先は完全に登山道です。

3号堰堤が見えて来ました。

藪の向こうで若干見え辛いですね。

うほっ!
洗い越しだ(・∀・)

渡れるかなぁ?
と思って足を突っ込んでみたのだけど、ちょっと無理そうだった(´・∀・`)

大人しく橋を渡ります。

橋の上から川を眺める。
いいね(´ー`)

何とも心地よい。
自然を肌で感じるよ。

洗い越しの様子です( ´ ▽ ` )ノ

若干勾配を上げて行く。

4号堰堤に出ました。

こちらも藪が多いですね。
草が枯れる時期ならもう少し見えるのかも?

4号堰堤の上流。
ここもまた美しかったねぇ。。。
何度も同じ事書いちゃうけど、自然とマッチした石造りが本当に素晴らしいよ。

分岐に出ました。

左を登るとまた別の水路へ出る様です。
右方面が鉢伏山(はちぶせやま)へ至ります。

分岐に建つ松建小屋。
事務所の様ですね。

小屋の脇から鉢伏山へ至る道はより険しくなる様です。

実は、階段工から鉢伏山へ至る登山コースは前々から計画はしていたんだよね。
今回長野へ訪れるにあたって、計画を実行しよう!とも考えたのだけど。。。
しかし、それだと堰堤群をじっくりと楽しめないんじゃないかなぁと思い、
結局は堰堤群散策のみにとどめるに至った次第です。

いずれは鉢伏山まで登りたいな。
まぁ、バイクで鉢伏高原スカイライン使って行っちゃってもいいけどねw

では、最後に杉の沢堰堤に向かいましょう!
小屋の脇の道へ入ります。

眩しい程の緑の濃淡。
この色合いがまた何とも(*´Д`*)
今日はもうこんなんばっかやで。

小屋から程なくして階段状の堰堤群が見えて来た。

おや?
標柱らしきものがあったが、何も掲げられていないぞ?

おっ、
草むらを見渡してみたら、何かが落ちていた。

消えかかった文字で読み難いが、どうやら杉の沢五段堰堤と書かれている様だ。
せっかくなので標柱の下に立てかけておきました。

こちらが5段堰堤の様子。
こちらも残念ながら遠目からしか見れない。
けど他の堰堤群と同じく、美しい景観でした(´ー`)

堰堤から先をちょいと覗いてみた。
ここから先は地獄谷を経由して鉢伏山へ至ります。

この時点で時刻は13:40。
大人しく引き返すとしましょう。

堰堤群の様子です( ´ ▽ ` )ノ

連岳橋へ戻り、東屋で一息入れます。

本日もあま〜いカスタードパンを食す(´ー`)
普段なら菓子パンはほとんど食べないんだけど、こういう時は食べたくなるよね。

ただいま、CRF君!

さて、ここで時刻は14:30。
若干寄り道してもいいかなって感じの時間帯なのだけど、
残念な事に、天気予報だとこの後が雨になってるんだよね(´・∀・`)
まぁ見るもの見れたし、ささっと帰路に着くとしましょう!

中央自動車道の諏訪SAで休憩。

で、トイレから出て来ると、外は大雨だったヽ(;´Д`)ノ
しばらく待っても雨は止まず。。。
仕方なく覚悟を決めてレインウェアを着込み、出発!

大月を過ぎた辺りで雨は止み、談合坂SAでウェアを脱ぐ。
いや、この時期のレインウェアはマジでキツいって!

レポートを書いているのが7月2日。
早々に梅雨明け宣言が出され、連日猛暑が続いてますね。
秩父方面は40度近いという報告もあり、とても走る気にはなれず(;´Д`)
奥志賀高原方面にでも行こうかなぁ?
もうちょい、熱中症対策考えてから走ろうと思います。