東京・奥多摩むかし道をゆく〜その1〜の続き

3月4日。
好天の週末となったこの日、奥多摩むかし道にやって来ました。
前回の続き、不動の上滝からスタートです!

不動の上滝を後にして先を進みましょう!

おぉっ、水根貨物線の高架と、トロッコ軌道のコラボレーションだ!(・∀・)ノ

高架は国道411号線からも見えるので、ご存知のライダーは多いと思います。
むかし道のこの位置から見ると、また一味違う感じで良いですねぇ。

近くに居た地元の人とお話しをさせて頂きましたが、以前あの高架の上を歩いた輩が居たそうです。
それを発見された際、そいつらは物凄く怒られたとの事。
まぁ、そりゃ怒られるだろうね(´・∀・`)

また、写真左のトロッコ軌道は、近々廃止される様だと仰ってました。

山肌に沿って建てられた家屋と、それを縫う様に走る道路。
大好きな絵面だけど、雪や災害時は大変なのだろうなぁ。。。

分岐に出ました。
むかし道は右方向です。

再び未舗装路の狭路へ。

白髭神社にやって来ました。
寄って行きましょう!

おぉっ、これはすごい!
社殿に覆いかぶさる様な形で大岩が迫り出しております!

この岩は白髭大岩(しらひげのおおいわ)と言って、石灰岩の断層との事です。
学術上めずらしい成り立ちをもっている様で、東京都の天然記念物に指定されております。

ブラタモリ視聴者は集結せよ!!w

次に見えて来たのは『弁慶の腕ぬき岩』とされた岩です。

なるほど、岩の中に、まるでくり抜かれた様な穴が空いておりました。
謂れが記されてましたが、それにしても、弁慶とこの辺りの土地って、何も関係ないんじゃ。。。

穴に腕を通してみましたが、確かに丁度腕が入るサイズの穴でした(・∀・)

次は『耳神様』とされた岩場。
謂れによると、耳が痛い時に耳神様に祈りを捧げたとの事です。
ご利益はあったのでしょうかね。

道標に従って直進します。
すぐ向こうは国道411号線です。

道は展望のある舗装路となりました。

眼下の多摩川の流れがよく見えます。
この辺りは惣岳渓谷と呼ばれているそうです。

惣岳の不動尊です。

社殿は非常に簡素な創りでした。
ホント何もない(・ω・)

再びトイレ。

駅や国道からのアクセスが良いし、トイレも点在している。
散策コースとしては、とても良い環境ではないでしょうか(´ー`)

しだくら橋にやって来たぞ!
この橋、仮面ライダーやウルトラマンのロケ地にもなっていたそうです。

橋の脇には『3人以上で渡らないで下さい』とありましたが、
以前は『5人以上』となっていた様です。

では、渡ってみましょう!


おぉ〜〜〜!!

こ、、、これはなかなか揺れる!(;´Д`)

幅も狭いので、けっこうスリリングですわ!

橋の途中から惣岳渓谷を写す。
揺れにビビって良い絵が撮れず(´・ω・`)

一部、板が外れそうな箇所が(;´Д`)
これにつまずいてコケたら、心臓バクバクやで。。。

渡り終えた先は植林帯でした。
むかし道のルート上、しだくら橋を渡った先はコースアウトとなります。
見るものは特になさそうですね。

ん、祠がありました。
手を合わせて行きましょうかね。

むむっ!ちょっと待て!
祠の先に何かあるぞ!?

これは、、、リボンを発見したぞ!!?

よく見ると、斜面から眼下の沢に沿ってリボンが続いておりました。

これはなんだ??
地図を見ても、特に何も記載されていない。。。
ということは登山道ではないってことか。

んん〜、ただの巡視路ですかねぇ。
気になりますが、登山道でないことは確かだし、むかし道でもない。
ここは深入りしない方が良さそうですね。

むかし道に復帰し、次にあったのは『縁結びの地蔵尊』。
崖の上に2体の石仏がありました。

集落・・・いや、廃屋がありました。

オロナミンCの張り紙が良い味を出してます(´ー`)

かつては菓子やうどん、お酒等を売っていたそうです。

脇には水場がありました。
湧き水がチョロチョロと流れてます。
この水は綺麗なのかな?

その先で『馬の水のみ場』がありました。
当時はここで馬を休ませていた様ですね。
現在は蓋がされ、水もわずかしか流れてませんでした。

次は『牛頭観音様(ごずかんのんさま)』とされた看板がありました。

んん?
観音様は何処にあるのかな?と思いましたが、、、

これかぁ!?

鉄柵の下に小さな穴が空いており、石仏が見えておりました。
これ、気付かないんじゃないかと。。。

牛頭観音の先、集落かなと思っていると、、、

おや?看板が出ている!?

何と、茶屋!?
こんなところに茶屋があるじゃないか!!?

そう、ここは『茶屋榊』という甘味処なのでした!
ちょっとびっくり。峠の茶屋的なものですかね〜(´ー`)

店内は畳敷きでテーブルがあります。
ご夫婦で経営されている様で、店内にはお子様もいらっしゃいました。

各種甘味や飲み物の他、お土産も販売しておりました。

コーラと笹団子を頂きました。
お団子は柔らかくてとても美味しかったです(・∀・)

店主さんにお話しを色々お伺いさせて頂きましたが、
素朴でアットホームな雰囲気で、とても素敵なお店でした。
また、FaceBookもやっていらっしゃいましたよ。
ご興味のある方は、『茶屋榊』でググって頂けると詳細が出て来ます!
むかし道にお越しの際は、立ち寄ってみてはいかがでしょう( ´ ▽ ` )ノ

茶屋を出てしばらく進むと『道所橋』に出ました。

こちらは『5人まで』の注意書きがありました。
では渡ってみましょう!

橋の途中から撮影。
こちらもいい眺めです!

渡った先は、しだくら橋と同じく植林帯があるのみ。
特に見るものが無さそうなので、ササッと退散しましょう。

おや、これは山荘の様ですね。
見た所、現在は営業していない様子でした。

トイレとベンチの設けられた広場がありました。
ドライブの一行が休憩中でした。

その先には水道局の施設。

水道局前のカーブを進むと、分岐がありました。

斜面を登ると奥多摩湖方面。
直進は青梅街道へ出る様です。

では、奥多摩湖方面へ向かいましょう!

おぉっ、ついに小河内ダムの堤体が見えたぞ!(・∀・)

ダムを横目にしながら緩い勾配を進みます。

おや?分岐のようなものがありましたが、、、
右の階段も、左の道も、この先で合流してました。

集落方面に向かって斜面を登って行きます。
前方には何かよく分からない建物が。

鉄柵のある小道を進みますが、、、

ぐはっ!
電流流れてるんかい!!Σ(゚д゚;)

里山でよく見かけるけどさ、、、こういうの嫌いなんですよね。
そりゃあ、私有地だから文句言えないけどさぁ。
何もこんな狭い未舗装路に設置しなくたっていいじゃない(´・ω・`)
つまずいて不用意に触れる可能性を考慮して欲しいのだけど。。。

以前、感電死のニュースがあったけど、ここはちゃんと安全基準を満たしているのだろうか?
とても不安になってきます。

やがて舗装路となり、分岐に出ました。

奥多摩湖方面は分岐から折り返しで登って行きます。

民家の軒先きを通過します。

奥多摩湖が見えて来たぁ!

浅間神社への分岐がありました。

立ち寄って手を合わせて行きましょう。

浅間神社から先は下り坂となりました。

ここは若干注意が必要かも。

大量の落ち葉が敷き詰められていて、足元はフカフカ!
油断するとコケるかもしれません。
低い柵が設置されてますが、すぐ脇は急斜面なので、気をつけて進みましょう!

おぉ、なかなか良い感じで奥多摩湖が見えました!
独特のアングルですねぇ〜

分岐に出ました。

滝のり沢バス停方面と奥多摩湖方面への分岐です。
時間配分的に厳しい様なら、バス停へ向かうのが良いでしょうね。
自分はまだ幾分余裕があるので、奥多摩湖方面へ向かう事にしました。

何かの作業場らしき建物の脇を抜け、斜面を登って行きます。

坂の途中、ひらけた草むらがあったので、ちょっと道を逸れてみました。
ん!いい眺めゲット!(・∀・)

階段の分岐がありました。
階段の先は休憩所の様でしたが、張り紙で『29年3月26日を持って閉店』となってました。

道標に従い、水根林道方面へ。

六ツ石山への分岐がありましたが、今回はスルーしましょう。

坂を下ると、合流がありました。

道標に従い、水根観音経由で奥多摩湖へ向かいます。
近くには水根沢キャンプ場がある様です。

舗装路を進んで行くと、分岐に出ました。
舗装路をそのまま進むと六ツ石山方面、
正面の未舗装路は鷹ノ巣山、奥多摩湖方面となります。

未舗装路の脇には『林道水根沢線』の看板がありました。

では、林道に入って行きましょう!


次回、『東京・奥多摩むかし道をゆく〜その3〜』に続く!