季節が夏から秋に変わり、次第に気候も変化の兆しを見せ始めた9月下旬。
そろそろキャンプツーリングでもやろうかなぁと地図を眺めていたところ、ふと思い出した。
そう言えば、みなかみ方面で回りたい場所が色々あったんだよね。
日帰りでもいいのだけど、せっかくならキャンプ込みでのんびり訪れてみるとしようか!
突発的な思いつきであったものの、運良く空きのあるキャンプ場を見つけて、予約完了!

10月1日、天気は快晴!
群馬はみなかみへ向けて、いざ出発!

5:30
所沢を出発!
まずは上越線の土合駅にやって来ました。
前々から興味があって来たかったんだよね。
駅舎は改装工事中の様です。

駅舎に掲げられた看板。
なるほど、公式にモグラ駅って言っちゃってるのね(・∀・)

脇には登山ポストも。

さっそくホームへ向かいましょう。
この通路の雰囲気からして、心に刺さるものがあるのよ(*´ω`*)

この地下へと続く入口感がもうね。
適度に錆びついた丸型天井が味を出しまくってる。
アドレナリン上昇中なり(*´Д`*)

キターーー!!ヽ(゚∀゚)ノ
462段(駅舎への階段と合わせると486段)の階段だぁ!
登ってみたかったのよねぇ。
さて、まずは地下ホーム迄、降るとしましょう!

親切な事に途中にベンチまで用意されてました。

階段脇には段数の記載もありました。
こんなの書いてある駅なんて、初めて見るわ(・∀・)

プラットホームまで降りて来ました。
丁度電車が来ていたのでパチリ!
降車客は結構多かったですね。
皆さん写真撮りまくってた(・∀・)

ホームにある建物内でビールの熟成を行っている様です。
これも面白い考え方だよねぇ。
土合駅ならではのものだと思います。
いつか飲んでみたいな!

思っていたよりも広い空間でした。
地下鉄って独特な世界観を感じて好きなんだよね。
この土合駅のホームはまた、格別ですな(・∀・)

階段脇には染み出した水の流れがありました。
この階段脇の細いスペースは、どうやらエスカレーターの設置計画もあるとか無いとか?

いや〜、エスカレーター、使います?
そもそも駅の利用者はほぼ登山客だろうし、
階段が辛いって人がわざわざ土合駅利用しないんじゃないかなぁ?
登山のウォーミングアップとして階段を登るってのが土合駅の醍醐味だと思うのだけど。
どうなんでしょうねぇ?

ホームから見上げた所。
たまらんですねぇ〜。

階段を登ってみた感想だけど、程良い運動になって楽しかったですね。
近所だったら毎日でも上り下りして鍛えたいところですな(・∀・)

駅を出てすぐ近くにある、白毛門登山口駐車場へ。
この時の時刻は約9時で、駐車場はほぼ満車でした。

9:30
駐車場を出て土合橋を渡ります。

でもって、これからどうするのかですが、
谷川岳には登らず一ノ倉沢のゲートを目指します。
ゲートから新道を通って再び土合橋に戻る周回コースをチョイス。
ピークハントはせずに軽装備でゆったりハイキングです(´ー`)

橋の上からは土合砂防堰堤が見える!!
この堰堤がまた素敵なんだわ(*´Д`*)
堰堤大好き人間としてはたまらない光景ですな。

土合砂防堰堤の様子です( ´ ▽ ` )ノ

橋の脇には新道の入口があり、 蓬峠(よもぎとうげ)へ続いてます。
復路でこちらから戻って来る予定です。

ベースプラザでトイレと買い物を済ませます。
ロープウェイ乗り場は本日も大盛況なご様子。

ですよね〜
出会わない事を祈っております。

マチガ沢経由で一ノ倉沢へ向かいます。

ロープウェイ乗り場と比べると非常に静かなもの。
紅葉期は人の往来も増える様ですね。

西黒尾根登山口です。
西黒尾根は谷川岳から万太郎山を縦走する人が良く利用するルートの様です。
万太郎山は自分もいつか縦走してみたいですねぇ。

一ノ倉沢ゲート迄は歩き易く整備されていて、安心して森林浴が満喫出来ます。
ちょっと面白かったのが、やたらと頭上からドングリが落下して来るんだよね。
何度か頭に当たってちょっとびっくりしました(´・∀・`)

おぉっ、開けた場所に出たぞ!

10:15
マチガ沢出合に到着!

マチガ沢って変わった名称だなぁと思ってましたが、案内板にその由来が書かれてました。
かいつまんで書くと、
その昔、この周辺には数件の宿があったそうです。
峠越えから降って来た人達がその灯火を見て、
「あぁ、町が見える」と発言した事が始まりとされている様です。

ふーむ、 町が見える沢って事、かな?

山腹に白く見えるゴーロ帯がマチガ沢でしょうかね。

すぐ脇に道標がありました。

厳剛新道(がんごうしんどう)登山口です。
2019年に谷川岳に登りましたが、その際は本当はこちらから登りたかったんだよね。
途中にある見晴台からの眺めが良いらしいのだ。
いつかの機会でここから登ってみたいな。

上流を見上げる。
晴天の山稜が素晴らしい!

下流を見下ろす。
この先は湯檜曽川(ゆびそがわ)へ流れ込む様です。

先に進みましょう。
沢からすぐの道の脇に道標がありました。

新道へ降る分岐の様ですね。
ここはスルーしましょう。

巨大が岩壁が目の前に見えて来ました!

10:43
一ノ倉沢出合に到着!

こちらはトイレです。
水洗トイレで、かなり綺麗でしたね。

ここは広場となっていて、ベンチもあります。

雄大な景色を前にワッフルを頂く!(・∀・)

ベンチから奥へ行くと、真正面に岩壁を捉える絶好の撮影スポットとなってました!
ここからの眺めはめっさ凄かった!!!ヽ(・∀・)ノ

山肌の中央付近をズームでよく見てみると、これは雪渓じゃないか!?
夏を過ぎた現在もまだ雪が残ってるのかよ!?
それだけ厳しい場所って事なんだろうかねぇ。

振り返ってみる。
来る時は静かだったのだけど、次第に人が増えて来ました。
余り長居はしない方が良さそうだな。

下流を見下ろしてみる。
澄み切った水面が美しい(*´ω`*)

11:00
先へ進みましょう!
沢の向かいの道に入ると舗装が途切れます。

ゲートを通ると登山道となります。

おやっ?
何やら岩にパネルと祠の様なものが設置されている様ですね。
これは何だろう?

あぁ、、、そうか。
どうやら慰霊碑の様です。

一ノ倉沢の岩壁はクライミングスポットとして有名ですが、
滑落による死者数はギネスに登録されたという程の難所との事。
その為、魔の山とも呼ばれているそうです。
合掌。

この辺りは未舗装とは言え、スニーカーやウォーキングシューズでも十分歩けます。
森林浴が心地良い(*´ω`*)

むむ!
ふと、道の脇の倒木が目に留まりました。

おぉっ、立派なキノコが!!

いっぱい!!

生えまくっている!!
これ全部天然物か!?
一つの倒木にこれでもかっ!ってくらいのキノコずくし!!
キノコのフルコースやないかい(・∀・)

分岐道標です。
ここを道なりに進めば蓬峠方面。
右の脇道は新道へ降るルートとなります。
時間的にはまだ余裕はあるのだけど、キャンプ場に着くのが遅くなるのも嫌なんだよね。
ここで降るとしましょう。

では、脇の道に入って行きましょう!
ここから先は登山靴必須です。

地図上の高等線を見れば分かると思いますが、ここは急勾配で降ります!

補助用ロープの付けられた箇所もありました。
慎重に降ります。

降り切った先に道標がありました。
どうやら新道に出た様です。

蓬峠と土合駅の分岐です。
蓬峠までは結構な距離がある様です。

こちらの石塔には簡単な地図(?)のパネルが設置されてました。
一瞬、アンジェロ岩に見えてしまった私は疲れているのでしょうか?(´・∀・`)
では、土合まで約3km!
行きましょう〜!

しかし、、、
この道、利用する人はどの程度いるのだろう!?
新道という名称から立派な登山道を想像していたのだけど、 結構な藪道だぜぇ!?

ん!
何やら看板があったぞ。

その昔に、 一ノ倉沢出合辺りにあった宿泊茶屋の歴史が記されてました。
茶屋があったのは明治期との事だけど、 当時の茶屋の様子はどうだったのだろう?
気になってググってみたのだけど、特に写真資料は見当たりませんでした。
山小屋的なものだったのでしょうかね?

随所にリボンがあり、しっかり整備されている様です。

おぉっ、ここは!?

一ノ倉沢だ!!!

ほお〜、先程の一ノ倉沢出合からこんな風に続いていたのかぁ〜!

下流域を眺めてみる。
いや〜、なかなかに素敵な景観じゃあないかい(・∀・)

リボンに従い、対岸の岩場へ。

ぐはぁ!!
これ、本当に人通ってるのかよぉ!?
波線じゃないからマイナールートではないはずだけど。。。

左を見るとすぐ近くを湯檜曽川が流れているのが見えた。

登山道に咲く花達。
名前は、、、良く分からないや(´・∀・`)

こちらも綺麗だねぇ(´ー`)

しばらく歩くと道が落ち着いて来た。
この辺りはいい感じですね。

ふむ、、、川の氾濫があるみたいです。
天気が急変する事もあるので、注意したいところですね。

先程の藪っぽい区間から一変して綺麗な登山道へ!
めっさ良い雰囲気の場所なんだが(*´ω`*)

キノコさん発見!

いいねいいね〜(*´ω`*)

分岐道標が見えて来た!
正面方向が土合駅で、、、

右へ登って行くとマチガ沢の旧道方面だ。
なるほど、先程のマチガ沢出合で見た新道への分岐はここに繋がっていたのか。

道標から先に進むと、階段が出て来ました。

また沢が見えて来た!

マチガ沢だ!!

あの雄大な眺めも良かったけど、ここも美しいですなぁ(*´ω`*)

リボンに従い対岸へ。

おやっ、東屋が見えて来たぞ!?

休息所でしょうかね?

綺麗に整備されている様です。

熊さん注意!
ええ、もちろん、
軽装備とは言え、鈴と熊スプレーはしっかり用意してますとも(`・ω・´)

この広場は何の為にあるものだろう?
端っこに縁石の様なものがあるけど、まさかここって駐車場、、、じゃないよね?
昔は車が通れたとか??
まさかねぇ、、、

先を進みましょう。
整備された道が続きます。

すぐ脇には湯桧曽川。

山肌には岩清水。

道の片側には小さな水の流れが形成されていた。
これも美しい(*´ω`*)

なんだか良く分からない人工物(´・∀・`)

前方が開けて来ました。

沢に出ました。
沢の名称は知れず。。。
渡渉します。

いよいよフィナーレかな。
車が通れそうな道に出ました。

おっ、土合砂防堰堤の脇に戻って来たぞ!!(・∀・)

国道291号線に接続して終了!

12:36
駐車場に到着!
ただいま、CRF君!
休憩含めて約3時間ってとこかな。
お手軽な割にかなり満足度の高い景色を楽しめました(´ー`)
さて、キャンプ場に向かうとしましょうかね!

やって来たのは、ほうだいぎ(宝台樹)キャンプ場!
管理棟で手続きを済ませてサイトへ。

設営完了!
一区画はグルキャンでも十分な広さだと思います。
ソロだと贅沢な感じ(・∀・)
オート以外にもフリーサイト、コテージ、グランピング施設もあります。

こちらはトイレです。
洋式水洗で綺麗に整備されてます。

炊事棟です。
カマドも有り。

とりあえず薪を買ってバラします。
薪は一束千円なり。
ちょいと高いか(´・∀・`)

薪をバラした後、風呂に向かいます。
ロッジに入浴施設があるんだよね。
大人八百円なり。

風呂から出ると丁度いい感じに日が落ち始めました。

虫避けに森林香を焚きます。

火が付いたところでビールをあけます(・∀・)
ビールや日本酒、食材は管理棟で購入出来ます。
品揃え的に豊富と言う程ではなかったので、買い足し用に利用する感じが良いかと。

まずはチーズ棒を頂く!
これ、結構好きなんだよね。

たんくんせいを頂きます。
これも良い味(´ー`)

やっぱ地酒を飲みたいよねぇ。
辛口純米酒、谷川岳を頂きます(´ー`)

合わせるのはこちら、山賊焼!

綱で焼き焼きしますよ。
食べ応えがあってなかなかグッド!

焚き火を眺めながら酒をちびちびと頂く。
見上げると満天の星空!!
この時間が何とも贅沢(*´ω`*)

夜は流石に冷えて来ました。
気温は約13度で、ちょいと肌寒い感じ。
厚着とニット帽を装備して焚き火にあたります。

24:00
就寝。
防寒対策はしっかりしてるのでバッチリ眠れました。
時折聞こえる動物の鳴き声が心地良いです。

そして、みなかみの夜は更けてゆく。


次回、『群馬・矢木沢ダムとみなかみ三峯神社』に続く!