桜の季節が終わり、新緑シーズンを目前に控えた4月22日。
この日は2018年の初登山に行って参りました。

登山は7ヶ月振りとなるのですが、更に今回は久々のソロ登山!
単独行は2016年11月以来、1年5ヶ月振りとなります。
ここまでブランクが開くとは、自分でもビックリです(´・∀・`)

ターゲットとなる山ですが、埼玉の大持山〜武川岳の縦走をチョイスしました。
大持山は2014年5月、 武川岳は2013年4月にそれぞれ訪れております。
今回はそれらと異なるルートで挑んでみたいと思います。

行程としては下記の通りです。
名郷
林道横倉線経由でウノタワ
大持山
妻坂峠
武川岳
前武川岳
天狗岩
名郷
といった感じで、名郷起点の周回コースとなります。
山と高原地図のモデルコースタイムは7時間となっております。

さて、久方振りの復帰登山、どんな景色が見れるかな?
レポート開始ですヽ(・∀・)ノ

7:20。
名郷バス停前の駐車場に到着。
ここは有料駐車場で、支払いは後払いとなります。
駐車しておくと、メモ付きの封筒が車両のフロント等に差し込まれます。
帰り際に封筒に料金を入れ、備え付けのポストに投函する方式となります。

料金は車が700円、バイクは200円。
圧倒的にバイクが有利です。
と言うか、車700円って、ちょいと強気な設定じゃありませんか?(´・ω・`)

7:45。
準備運動とトイレを済ませ、登山ポストに届けを投函して、いざ出発!
キャンプ場の看板のある道へ向かいます。

空を見上げると、雲一つない青空!!
めっさ山日和ですよ!

すぐ脇を流れるのは入間川の源流です。

美しい川の流れを横目にしながら、ウォーミングアップの舗装路歩き。

8:00。
鳥首峠・妻坂峠分岐に到着。
前回の大持山の際は鳥首峠へ向かいまいたが、今回は妻坂峠方面の分岐に入ります。
分岐の脇には林道山中線の標識があります。

しばらくは舗装路(林道山中線)が続きます。

眼下の沢に目を向けると、木立の中に橋っぽいものが見えました。
ん〜、これはアレですかね。中尾の滝へ続く橋でしょうか?
事前情報では、途中が崩落していて通行出来ない様な書き込みもありましたが、さて?

謎の分岐がありました。
特に道標の類は見当たらず。
ただの作業道かな?

狭い林道ですが、この先にウノタワ入り口がある為か、車がちょいちょい通ります。

分岐がありました。

消えかけて良く分かりませんが、焼岩線という林道かな?
簡易ゲート付きで、一般車は立ち入り禁止の様です。

最初のチェックポイントに到着。

右の山肌をよ〜く見て下さい!
数本のパイプが突き出ているのが分かると思います。
ここは『山中の清水』と呼ばれる水場となってるんですよね。

早速飲んでみました。
冷たくて、とっても美味しい!(・∀・)

ネットの情報を見ると、わざわざポリタンクを持参して汲みに来るファンも居るとか!

水場から間も無く、次のチェックポイントが見えて来ましたよ。

『入間川起点』と記された石碑が立っております。

ここから入間川が始まるんですねぇ。
川の起点や源流を見るのは、とてもロマンを感じます(´ー`)

それから、石碑の背後にあるこの堰堤。
ここは飯能市のヤマノススメのポスターに描かれた場所なんですよね。
ポスターのアングルですが、林道から川床に降りた辺りの様です。

道はカーブを描きながら高度を上げていきます。

新緑に混ざってピンク色の花が。
ヤシオツツジでしょうかね。

ウノタワ・妻坂峠分岐に到着。
直進すると妻坂峠、左折はウノタワとなります。

ウノタワ方面は林道横倉線へ入ります。

横倉線も舗装林道で、オンロードバイクでも大丈夫です。
ただし、山中線・横倉線共に勾配があるので、車重のある大型バイクは少々厳しいかと思われます。

ん〜〜〜、キンバイかな?
・・・それとも、ミツバツチグリかも。

似た形状だとホント分からんですわ(´・∀・`)

おぉ、素敵な堰堤発見!!
たまりませんねぇ〜!!!

もひとつ堰堤!!

テンション高まるーーーっ!!ヽ(゚∀゚)ノ

9:05。
ウノタワ入り口に到着。

ここにも駐車スペースがあります。
ウノタワへのピストン行程を組む場合は、ここに停めるのが便利かと思います。


ただし、この場所は日中誰もおらず、電波が圏外となる可能性もあります。
車上荒らしにはくれぐれもご注意下さい。
過去にこの周辺で被害があったそうです。

入り口道標です。
ここからいよいよ登山道の始まりとなります。

堰堤の脇を通って山に入ります。
この、登山道に第一歩を踏み出す瞬間がとても好き。

すぐに沢を渡ります。
山と高原地図によると、この沢はナギノ入(横倉入)となっております。
ウノタワ上部にある、横倉山辺りから流れて来るのでしょうかね。

水質はホレボレする様な透明度です。

こちらはニリンソウかな。

沢に沿って進んでいきます。
踏み跡が怪しい岩場もありますが、リボンは豊富にあります。

しばらく沢沿を歩くと、道標に出ました。

ウノタワへ至る登りの道標となります。
注意書きでは落石・ガレ場有りとなってますが、特に難所といったものではないです。

ここから先はけっこうな急登となりますが、このウノタワへ至る道中は非常に美しいです。

苔の植生、岩の間を流れ落ちる水の様子。
そういった自然を楽しみながら、のんびりと登るのが良いでしょう。

ちなみに余談ですが、
自分はいつも、地図上のモデルコースタイム以上の余裕を見積もって行程を組んでます。
どの区間でも、モデルタイム以下になることは、基本的に想定してません。
自分にとって登山の最大の目的は、自然や景色を楽しむ事だからです。

ただ漠然と通過するだけの登山は、余り性に合わないんですよね。

一面に広がる緑の空間。
踏み跡はしっかりしているので迷う事はありません。
ただし、基本的に狭い急登となりますので、厳冬期は要注意かと思われます。



そして、、、



ウノタワエリアのハイライトシーンがやって来る!






苔の群生帯だ!

斜面を覆い尽くす大小様々な大きさの岩と、それを包み込む苔達。
思わず言葉を失う程に美しい世界です。

何度もシャッターを切ってしまう。

あぁ、そうだ。
きっと紅葉期に訪れたら、とても素晴らしい光景を見る事が出来るのだろう。

よしっ、秋にもう一度来てみよう!!

苔の群生帯を過ぎ、ふと斜面を写して見る。
なかなかの斜度である事がお分かり頂けるかと。

もっとも、美しい景色の前では、余り苦にはなりません(´ー`)

長〜い登りが終わると、やがて木立の向こうに明るい空間が見えて来ました。

10:00。
ウノタワに到着!急登お疲れ様〜( ´ ▽ ` )ノ

お久し振りのウノタワさんです。
お山の上にぽっかりと空いた広大な空間。
看板に記された伝説によると、かつては沼地だったとの事です。

道標です。
前回はこちらの鳥首峠からやって来ましたが、その際は苔の群生を見られず仕舞いでした。
今回その課題が果たせたので、その意味でも満足度は高いですね。


次回、『埼玉・大持山ー武川岳縦走〜その2〜』へ続きます。